市では、社会との関わりに不安を抱えている人や、働きたい気持ちはあっても一般的な就職活動が難しい人に向けて、寄り添い型の就労準備支援事業を行なっています。
「生活リズムに自信がない」「人と話すことに緊張する」「自分に何の仕事が合うかわからない」「子どもに合う仕事先を見つけてほしい」こんな悩みがある人は、お気軽にご相談ください。
相談・利用:無料
■Aさんの事例
父親から20代の息子(Aさん)のことで相談。Aさんは3年前に離職してから、ずっと家にいて、再就職したいようだが、生活リズムや対人関係に不安がある様子でした。
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(1)朝決まった時間に起きられるようになるために、事業所に来ることからスタート。
(2)事務作業や清掃・畑などの仕事体験を通して、人との関わりやコミュニケーション練習を重ねる。
(3)さまざまな仕事体験に参加した結果、自信がついて、他者と話すことができるようになってきた。
(4)不安だった就職面接も、何度も練習し、自分の思いを伝えられるようになり、支援開始から約1年後、内定をもらうことができた。
(5)今でも遅刻や休みもなく、正社員として頑張っています。
■支援内容
日常生活自立:生活リズムを整える、基礎体力づくり、余暇活動の過ごしかた
社会生活自立:コミュニケーション訓練(個別・グループ)、ボランティア活動、セミナー参加、職場見学
就労自立:職場体験、模擬面接、履歴書作成、ハローワーク同行、定着支援
仕事に関する適性を把握するため、あなたに合ったプログラムでさまざまな仕事体験に参加し、活動を通して、支援員や他の利用者とのコミュニケーション練習を行ないます。有資格者のスタッフがサポートします。
◇就労準備活動のイメージ
・農作業
・パソコン作業
・コミュニケーション練習
・清掃
・事務作業
■主な就職先
・製造業
・介護職
・農業
・清掃業
・事務職
・販売 など
■卒業生の声
・就職できるか不安でしたが、今は就職して毎日仕事を頑張っています。将来は自分で働いたお金で生活できるようになりたいです。(30代)
・この事業を利用して一番大きく変化したのは、物事を前向きにとらえることができるようになり、自分に自信が持てたことです。(30代)
・自分は長い間働いていませんでしたが、いろいろな仕事体験を経て、再就職することができました。家では話しにくい仕事や将来の話を相談でき、大変有意義な体験だったと思います。(40代)
問合せ:
・就労準備支援事業 市受託事業者 社会福祉法人 三幸
午前9時~午後5時
【電話】096-288-5569【メール】harakawa-takeshi@sankolife.co.jp
・安心サポート合志(ヴィーブル内)
午前8時30分~午後5時15分
【電話】096-248-1100
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