男女共同参画推進懇話会便(だんじょきょうどうさんかくすいしんこんわかいだよ)り

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男女共同参画推進懇話会
会長　山下　知美(やました　ともみ)さん(こうし音楽保育園　園長)

■『幸せへの一歩』
振り返ると、早いもので保育の仕事に携わって30年が経過しましたが、学びの連続で、毎日楽しく仕事をしています。
そして、市男女共同参画推進懇話会委員を担うのも3期目に入りました。ありがたいことに、またこのようにペンをとる機会をもらいましたので、私が最近意識するようになったことを書きたいと思います。
人はよく「幸せになりたい」という言葉を使いますが、果たして幸せとは“なる”ものなのでしょうか。仕事での成功、自分の望みが叶ったときなど、それを手に入れた瞬間は嬉しくても、おそらくまた次に何か望みえがく幸せを求めてしまい、結果、『幸せになる』というゴールをずっと求め続ける人生になってしまうのかもしれません。考えてみると、もったいないなあ…。幸せは“なるもの”ではなく“感じること”であって、思考や気持ちなのかもしれません。
もちろん、幸せになりたい気持ちや目標は向上心に繋がりますが、自分や周囲にある幸せに気づくことが一番の近道ではないでしょうか。ましてや、他人と自分を比較して幸せとか、なんて不幸せとか思うより、ずっと楽しく過ごせる気がします。そして、長いようで過ぎてみれば早い、せっかく生まれた一度きりの人生なのだから、自分らしく幸せの気づきを大切に過ごしていきたいと考えるようになりました。一瞬一瞬の継続で人生って出来ているのだから、幸せの一瞬が続けば、一生幸せに感じていられるかもしれません。
一日の終わりに小さな幸せをいくつ探せたか、大変だと思うことや壁にぶつかったときには、勉強の機会や成長のチャンスをもらったと思考の切り替えを意識しながら、日々幸せ探しの一歩を歩んでいます。