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男女共同参画推進懇話会(だんじょきょうどうさんかくすいしんこんわかい)便(だよ)り

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熊本県合志市

男女共同参画推進懇話会
委員 池邉 豊美(いけべ とよみ)さん

男女平等が叫ばれて久しいですが、男女の教育の格差や仕事における賃金格差、雇用機会の不均衡、性別に基づく偏った固定的な役割分担など、依然として世界のさまざまな国や地域で男女差別を背景とする問題が根強く残っています。特に日本では、このことは顕著です。
SDGs5番目の目標にも掲げられているとおり、性別の壁をなくすためには、自己形成のベースになる幼児期から青年期にかけて行なうジェンダー教育が不可欠だと思います。
世界に目を向けると、男女格差などの課題解決のための取り組みとして、学校での『ジェンダー平等促進プロジェクト』というものがあるそうです。プロジェクトの実施により、女の子や男の子、それ以外の性自認のこどもたちも含め、お互いの尊厳を尊重する意識が芽生え、学校でジェンダー平等に関する何らかの意識の変化が起きるなど、いい結果が生まれてきているそうです。これはとても大事なことだと思います。
こどもの頃から正しい情報を得る機会を提供することは大人の使命ではないでしょうか。日本の学校でもいろいろな取り組みがなされていることは十分わかっていますが、さらにきめ細かい指導を継続させていくために、学校教育・家庭教育・社会教育が手を携えていくことで、より大きな効果をもたらすことが期待できるのではないかと思います。

■ジェンダーとは
生物学的性別に対して、文化的・社会的に構築された性差の概念のこと

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