平素より市政全般にわたりご理解ご協力をいただき厚くお礼を申し上げます。
令和7年が、活気あふれる輝かしい年となりますよう、市民の皆さんのご健康とご多幸をお祈りし、ご挨拶とさせていただきます
市長 荒木 義行(あらき よしゆき)
令和6年は年明け早々、能登半島地震が発生し、被災地支援のため、本市職員を派遣しました。さらに、8月には、日向灘を震源とする地震の発生に伴い、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表されました。私たちは8年8カ月前、熊本地震を経験し、防災意識は高く保たれているかと思いますが、今一度防災について事前の対策を講じる必要性を感じました。
また、私たちが暮らす熊本においては木村知事が就任、国政では石破新内閣が発足したほか、世界を見ますと、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が返り咲き、まもなく新政権発足を控えているなど、まさに『変化の1年』でした。
こうした中、県内においては、TSMC進出に伴うサプライチェーンなど、企業の集積や雇用の創出による県全体の経済活性化への波及期待が一段と高まっています。本市においても、『ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社』が熊本新工場の立柱式を行ない、セミコンテクノパーク周辺への半導体産業の集積の動きが加速しています。
また、市人口は6万5000人を突破し、辻久保地区には『ゆめモール合志』が誕生しました。さまざまな店舗が並び、連日賑わいを見せています。
令和7年度は新しい県の都市マスタープランの10年計画の元年となる年です。市民、企業の声を聞きながら、素案となる夢をつなぐ未来への道路をセミコンテクノパーク周辺に整備していければと考えています。その中で、中九州横断道路の早期完成は非常に重要な整備となっていきます。しかし、この道路によって市の発展の格差が生じないよう、しっかりと国、県と連携していくことが重要となってきます。そのために、本市も木村知事の掲げる新しい発想のモノづくり、半導体産業、農業、さまざまな“知”を集積するようなサイエンスパーク構想に寄与し、農業、商業の連携を深めていきます。こどもたちが学び、子育て世代が暮らしやすい、また、若者が結婚しやすい環境に向けて、家庭とも連携し、住み続けたい都市になるようさまざまな課題に挑戦し、開かれた行政を目指します。
結びに、将来の変化に対応し、市民一人一人が本市発展の恩恵を受けて豊かさを実感できる“健幸”であるまちを未来へ繋いでいけるよう、『人と地域が輝く未来へ~健幸都市こうし~』の実現を目指します。市議会や市民の皆さん、企業などさまざまな形で協力しながら街づくりを進め、職員一同まい進しますので、変わらぬご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。
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