皆さんには日頃から市議会に対して温かいご指導とご協力を頂き深謝申し上げます。
令和7年が、健幸で実り多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
市議会議長 後藤 修一(ごとう しゅういち)
令和6年を振り返りますと、元日の石川県能登半島で最大震度7を記録する大地震が発生しました。さらに、9月には被災地を豪雨が襲い被害が拡大しました。亡くなられた人のご冥福をお祈りするとともに、被災地の迅速な復旧と復興をお祈りします。
経済に目を向けますと、長引くロシアによるウクライナ侵攻の影響により、依然として燃料や飼料の高騰が続いています。また頻発する異常気象により米や野菜の価格が上がるなど家計への負担も大きくなっています。市からはさまざまな物価高騰対策に対応する議案が提出され、議会で審議を行ないました。コロナ禍以降、臨時的でスピードを要する対応が求められる案件が多くみられるようになりましたが、市議会としましても市民の皆さん、事業者のニーズの把握に努め、将来世代へ責任ある判断と行動をとっていく所存です。
本市を取り巻く環境はJASM工場の開所やこども部の新設、人口6万5000人への到達など、コロナ禍を乗り越えて目まぐるしい変化の中にあるととらえています。市では第3次基本構想に『市民』、『市行財政』が共に健幸であるまちを未来へ繋いでいくことを目標に総合計画を策定しています。県の健康寿命は男性で72・24歳、女性で75・59歳と全国平均とほぼ同じです。しかし、本市の特定健診の受診率は全国、県の37%強に対し33%と低い状態が続いています。市ではさまざまな健診のサポートが準備されています。令和7年はぜひ、健診を受けて肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも健幸な生活を目指していきましょう。
最後になりますが、市議会ではヤングケアラー支援条例の制定や議会広報委員会と中学生との意見交換会、新規就農者、市内創業者、環境美化推進員との意見交換会を開催するなど多様な意見の傾聴に努めています。これからも開かれた議会を目指し、市民の皆さんとの接点を深め、市政発展に寄与していく所存です。今後も変わらぬご指導とご協力を頂きますようお願い申し上げます。
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