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男女共同参画推進懇話会便り(だんじょきょうどうさんかくすいしんこんわかいだより)

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熊本県合志市

男女共同参画推進懇話会
坂口 美果(さかぐち みか)さん

皆さんこんにちは。私は29歳の会社員で、令和6年から男女共同参画推進懇話会の委員を務めています。偶然にも、この文章を書いているのは、第50回衆議院議員総選挙の投開票日の翌日です。そこで今回は、その選挙結果も踏まえてお話をしたいと思います。
今回の衆議院議員総選挙で当選した女性の数は、465人中73人で過去最多となりました。一見多いようにも思えますが、割合では約16%、例えば30人のクラスの中に女子生徒が5人いるイメージです。皆さんはこれを多いと感じますか、少ないと感じますか。
政治分野に限らず男女共同参画の本来の趣旨は、さまざまな分野で女性を増やすこと、性別による違いをなくすことではなく、“性別を含めたあらゆる違いを互いに受け入れ、よりよい社会をつくること”だと私は考えています。つまり政治分野でいえば、『女性議員が増えること』は、それ自体が目的ではなく、よりよい社会をつくるための方法の1つに過ぎません。そして“投票”も1つの方法です。
本市の投票率は約53%でした。皆さんの中には、「自分が投票しても何も変わらない」と考える人もいるかもしれません。しかし選挙の結果は、ひとえに有権者一人一人の行動がもたらすものであり、今回の結果を受けて、少なくとも政治分野での男女共同参画は前進するはずです。かつては衆議院の女性議員数が1%の時代がありました。それでもこうして変化が起こっています。男女共同参画は一人一人の行動で進んでいきます。私はこの文章が誰かに届くと信じて書いています。これも私の1つの行動です。そして投票も行動の1つです。
令和7年は第27回参議院議員選挙も予定されています。皆さんも自分の力を信じてぜひ行動しましょう。

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