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自治体の皆さまへ

こころの悩みや不安、ひとりで抱えないで〜大丈夫、あなたはひとりじゃないよ〜(1)

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熊本県合志市

■例年3月は、月別自殺者数が多いことから『自殺対策強化月間』とされています
自殺の現状は、厚生労働省と警察庁の『令和5年中における自殺の状況』によると、国内の自殺者数は2万1837人で、前年に比べ44人(0・2%)減少しました。
年齢別では、50代が最も多く、前年より101人増加と、他の年代に比べ増加人数が多い状況です。
男女別では、男性の自殺者数は、女性の約2・1倍となっています。(グラフ(1))
自殺の原因・動機として、1位は健康問題(前年より371件減)で、2位は経済・生活問題(前年より484件増)となっています。(グラフ(2)・表(1))

■こころの不調を感じたら
悩みや困り事がある場合は、1人で悩まず、専門の相談機関に相談しましょう。また、身近な人の様子がいつもと違うと感じた場合は、下記の『あなたにもできる自殺予防のための行動』をとり、できるだけ早く、左記の相談機関に相談しましょう。

令和5年男女年代別自殺者数(グラフ(1))

令和5年自殺の原因・動機(グラフ(2))

表(1) 原因・動機別自殺者数

■『あなたにもできる自殺予防のための行動』
○気づき
家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
・発言や行動の変化や体調の変化など、家族や仲間の変化に敏感になり、心の悩みやさまざまな問題を抱えている人が発する周りへのサインになるべく早く気づきましょう。
・変化に気づいたら、「眠れていますか」など、自分にできる声かけをしていきましょう。

○つなぎ
早めに専門家に相談するよう促す
・心の病気や社会・経済的な問題などを抱えているようであれば、公的相談機関、医療機関などの専門家への相談につなげましょう。
・相談を受けた側も、1人では抱え込まず、プライバシーに配慮して、本人の置かれている状況や気持ちを理解してくれる家族、友人、上司といったキーパーソンの協力を求め、連携をとりましょう。

○傾聴
本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
・悩みを話してくれたら、時間をかけて、できる限り傾聴しましょう。
・話題をそらしたり、訴えや気持ちを否定したり、表面的な励ましをしたりすることは逆効果です。本人の気持ちを尊重し、共感して、相手を大切に思う自分の気持ちを伝えましょう。

○見守り
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
・身体や心の健康状態には、自然な雰囲気で声をかけて、あせらずに優しく寄り添いながら見守りましょう。
・必要に応じ、キーパーソンと連携をとり、専門家に情報を提供しましょう。

厚生労働省『あなたにも出来る自殺予防のための行動』

問い合わせ先:健康ほけん課 健康づくり班
【電話】096-248-1275

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