■お客さんに声をかけてもらえるのがとても嬉しい
板楠で精肉店「つる肉屋」さんを営む、靏博貴さん。博貴さんは、大牟田で生まれ関東で就職し、10年前に和水町へ移住されてきました。
つる肉屋さんはもともと、博貴さんのおじい様とおばあ様が和水町で40年以上経営されていたお店でしたが、10年前おじい様がお亡くなりになった際に、博貴さんがおばあ様一人では大変だろうと思い、お店を手伝うことに。
博貴さんは当時、飲食関係の会社で働いていましたが、精肉作業をおこなうのは初めてだったので、最初の4、5年はおばあ様に教わりながら仕事を覚えていったそうです。当時を振り返り、「大変だったけど技術や知識が身に付き、できなかったことが、できるようになる喜びを感じることができてとても嬉しかった」とおっしゃっていました。
今は、博貴さんが中心となりお店を運営されており、店頭での対面販売を中心に近隣の飲食店や学校への配達を行っているそうです。
お店に来てくれる方の多くは、おじい様の代からのお客さん。来るたびに、励ましてくれたり、優しい声をかけてくれたりするので、とても嬉しいとおっしゃっていました。また、高齢の方でお店に来たくても来られない方が増えてきているという現実もあるので、町内で配達などを希望される方がいましたら対応しますので、お気軽にご連絡くださいとのことです。
ここ数年はコロナ禍や急激な物価上昇など、お店に携わり始めた頃には想像していなかったことでの苦労も多いとのこと。今後は、対面販売を大事にしながらも、インターネットを活用した販売なども検討されているそうです。また、お店の前の通りは三加和鉱山へのトラックや、温泉などへ行く方など、交通量は比較的多いので、飲食店やお土産屋さんなどがもう少し増えると、賑わいが出てきてこの地域にも活気が戻ってくるのではないかと期待されていました。
注文してから揚げてくれるからあげやメンチカツは、大人気です。また、味噌豚は分厚いお肉にお味噌がしっかり染みており、焼くだけで美味しくいただけるので、こちらも大好評。家族想いな博貴さんが営む、地元に愛されるお店「つる肉屋」さん、多くの人に訪れてほしい素敵なお店です。
■協力隊活動記 Vol.66
こんにちは、地域おこし協力隊の大木です。9月~10月にmalouさんにて行いました「小さな和水展」に町内からたくさんの方がご来場いただき本当にありがとうございました。
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