文字サイズ
自治体の皆さまへ

和水町病院事業会計決算

5/32

熊本県和水町

■より一層の経営改善に努めていきます。
当院は、昭和23年3月江田町外三ヶ村組合立国民健康保険共済病院としてスタートし、令和5年3月に創立75年を迎えました。病院理念である、医療を通じて住民が安心して生活できる社会づくりに貢献することを目標に、公的医療機関としての役割と責務を果たし、公営企業としての効率性を高めるよう職員一丸となり努めています。

◆令和4年度の概況
令和4年度の病院事業は、前年に引き続き新型コロナウイルスの発熱外来や入院受入、ワクチン接種業務など対応に追われた1年間でありました。また、職員が新型コロナウイルスに罹患し、一時的な医療従事者不足により、通常の医療提供体制に影響が発生した場面もありました。
病院の利用状況をみると、令和4年度の入院患者数は感染症病床の確保をすることで患者受け入れが難しい状態でしたが、ゾーニングの変更などにより前年度より1,536人の増加となりました。外来患者数では、新型コロナウイルスの影響により発熱外来での患者が多く、前年度比2,798人の増加となりました。

▽収益的収支
収益的収支では、総収入が140,442万円となり、うち入院収益は前年度比7,930万円増額の39,456万円、外来収益は前年度比3,929万円増額の17,750万円となりました。
一方、病院事業費用では、総費用が94,779万円となり、うち給与費は前年度比2,421万円減額の53,994万円、材料費は3,239万円増額の8,352万円、減価償却費は前年度比411万円増の7,657万円となりました。
また、新型コロナウイルス感染症入院受入による空床補償の補助金もあり、令和4年度の決算額は純利益45,662万円となりました。

▽資本的収支
資本的収入では、補助金や出資金が主な収益となり、総収入が4,259万円となり、うち一般会計出資金3,045万円減額の3,986万円、国庫補助金が273万円の皆増となりました。
一方、資本的支出では、資産購入や施設の更新等の主な費用となっており、総費用が7,123万円となり、資産購入費が2,697万円減額の1,514万円、施設費が375万円増額の451万円、企業債償還金57万円増額の5,158万円となりました。
資本的支出額に対する資本的収入額の不足する金額2,864万円は、損益勘定留保資金等で補填しています。

▽患者数等の状況
令和4年度の入院患者数はのべ16,216人で、前年度と比較し、1,536人の増加となり、病床利用率は48.8%となりました。外来患者数はのべ23,329人で、前年度と比較し2,798人の増加となりました。そのうち、救急患者の受け入れ人数は1,037人でした。
なお、健康管理センターでの健診受診者延数は3,098人、居宅介護支援事業所のケアプラン作成件数は1,428件、訪問看護ステーションの利用者数は556人、延訪問回数は2,777回となっています。
令和4年度も新型コロナウイルス感染症により、診療体制はコロナ前と比べ、外来患者への診療待ち時間が増え、入院患者への面会も制限などと患者やその家族への負担となりました。また、医療機能の回復に努めるとともに、今後も医師の確保と医療サービスの向上のため、職員が一丸となって地域の医療機関として、住民の皆様から信頼される公的医療機関を目指します。

問合せ:和水町立病院
【電話】0968・86・3105

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU