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【新年のあいさつ】和水町病院事業管理者 大島 茂樹

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熊本県和水町

新年明けましておめでとうございます。地域の皆様にはつつがなく新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また日頃より、町立病院の運営に対しご理解・ご支援・ご協力をいただきまして厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルスが5類に移行して初めてのお正月を迎えます。会食や旅行などの行動規制が解除され、久しぶりに親戚の方や友人と集える普段通りのお正月を過ごされていることと思います。第9波は9月末に終息しておりますが、今後次の波が来るのか一定数の発生はあるが波のないいわゆるエンデミックの状態になるのか注意深く経過を見守っている状態です。一昨年まではかなり厳しい面会制限でご不自由をおかけしましたが、5類移行からは人数や時間の制約はありますが、面会も可能になっております。ウィズコロナの時代を迎え柔軟にかつ慎重に対応し、安全で快適な療養環境を整えて参りたいと思っています。
当院は地域医療構想の中で軽症から中等症の初期救急、回復期医療、慢性期医療、在宅医療の機能を担う病院として位置づけられております。昨年は回復期の機能を充実させるべく、リハビリのセラピストに言語聴覚士と作業療法士を迎え、理学療法士と協働して回復期患者さんの機能向上に取り組んでいます。在宅医療では、くまもと県北病院の総合診療医にも加わっていただき4人体制で訪問診療を行っています。たまな在宅医療ネットワークにも参加し、在宅医療のご希望には可能な限り対応できるよう体制づくりを進めております。外来も従来の小児科・外科・内科・脳神経外科・整形外科に加え、呼吸器科外来・認知症外来・泌尿器科外来を増設し、自治体病院として地域に必要な医療の充実に努めております。また、遅ればせながら電子カルテを導入しました。医療情報の一元管理ができるため、職種間での情報共有に優れ、業務の効率化や医療安全の向上に寄与します。また、他施設との連携・情報共有など国が主導する医療DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用した業務変革)に必須のアイテムです。
『地域住民から・連携機関から・そして職場として選ばれる病院』になるためには常に質の向上を意識することが大切だと感じております。安心して暮らせる地域づくりに貢献できるよう、本年も職員一同奮闘する覚悟です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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