12月3日(日)に開催した江田船山古墳発掘150年記念シンポジウムは、定員を超える参加者にお越しいただき、盛会のうちに終了することができました。
当日は、東京国立博物館考古室研究員の山本亮氏とくまもと文学・歴史館館長の佐藤信氏により、古墳の副葬品が一括して状態良く保存できているのは稀であり、国宝の銀象嵌銘大刀は埼玉県稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣と並び、5世紀の日本の情報を直に伝える重要な資料であることなどについてご講演いただきました。また、江田船山古墳の魅力や価値について、出土品を所蔵する東京国立博物館と地元が協力して発信し活用していきたいという発言もあり、未来に向けて価値を損なうことなく継承する大切さを改めて認識する機会となりました。
このたび、制作した3本の発掘150年記念動画を「和水町公式チャンネル」で配信しています。東京国立博物館に展示されている国宝の解説もありますので、ぜひご視聴いただき、改めて江田船山古墳の魅力をご確認いただければ幸いです。
※動画は本紙掲載の二次元コードよりご確認ください。
問合せ:社会教育課 文化係
【電話】0968・34・3047
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