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自治体の皆さまへ

きくすい荘の建替えや公民連携の取組み状況についてお知らせします

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熊本県和水町

■1 はじめに
特別養護老人ホームきくすい荘は、令和6年6月で開設52年を経過します。町では、きくすい荘の著しい老朽化と耐震性能不足の課題を解決し、入所者の安心安全な暮らしに資するため、移転改築を行い、令和8年度秋頃に新施設での供用開始を目指しています。
また、公設公営にて、これまで町が経営を担ってきましたが、年間約1億円の経営赤字(要因:高い人件費率)を解消し、今後とも介護ニーズに応えて町民の安心安全な暮らしを支え続ける運営体制としていくためには、公民連携が必要であり、令和9年度から公設民営化(指定管理者制度の導入)、将来的には施設を譲渡し、完全民営化を目指しています。町民の皆様のご理解をお願いします。

■2 これまでの経緯と今後の予定

■3 建替えに係る基本理念及び基本方針

■4 目指す介護サービス
(1)入所者の立場に立った安くて良質な個別ケア(ユニットケア)~個室化した従来型多床室~
(2)病院と連携した安心安全な診療体制~介護と看護の一体的ケアの推進、看取りの充実~
(3)地域に開かれた施設~地域交流スペースでの筋トレ、認知症カフェ、多世代交流、福祉避難所など~

■5 目指す個別ケア(ユニットケア)
笑顔、優しさ、思いやり入所者本位でその人らしい暮らしに尽くす

■6 建替えの理由
(1)施設設備の著しい老朽化
(2)耐震性能の大幅な不足
(3)現状では民設民営の可能性がない
(4)介護ニーズは今後も高い
(5)10年間に渡る議論検討と合意形成
(6)入所者、スタッフ及び民間事業者から選ばれる施設であるために
(7)現入所者、待機者及び家族の安心安全な暮らしを守るために
(8)2050年の町後期高齢者推計1,789人(総人口の35%)

■7 民営化の理由
(1)経営改革(経営赤字の解消)
(2)高い人件費率の見直し
(3)全国の特養の97%超は社会福祉法人の民間経営
(4)不透明感増す厳しい経営環境下で、民間のノウハウが必要(柔軟性とスピード感も)
(5)どんなに厳しい経営環境であっても、必要不可欠な介護だからこそ、今まで以上に公民連携が重要
(6)地域福祉の拠点(最後の砦)を持続可能なものとするために

■8 今後の課題
(1)介護サービスの質の維持向上を実現するマネジメント
(2)ロボット、センサー及びICTの活用
(3)元気高齢者や外国人等民営化に向けた多様な人材確保
(4)現職員(地方公務員)の身分保障
(5)現施設の跡地活用

■9 建替えの概要
(1)位置 和水町江田4143番地(現在のきくすい荘の道路向かい側)
(2)面積 約6,000平方メートル
(3)規模・構造等
ア 延床面積…約3,500平方メートル程度 階数…4階建て(4階は洗濯室(80平方メートル程度)のみ) 構造…鉄骨造
イ 定員 長期入所70人程度 ショートステイ2人程度(長期の空床利用も有り)
※デイサービスは令和7年度末で廃止予定。
ウ 内容 9人×4ユニット×2フロア(居室フロアは2階と3階) ユニットには、基本的に食堂・浴室・トイレ・非常口有り
※従来型多床室2人×30部屋+従来型個室1人×12部屋で、個室空間を実現かつ安い利用料金を設定
(4)概算工事費(令和6年2月時点) 造成費約1.8億円(予算ベース)、建築費約19億円(基本設計ベース)
※今後の社会情勢により変動の可能性有り。

■10 平面プラン
※詳細は本紙をご覧ください。

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