4月22日(月)に福岡市西区で元寇所縁のネットワーク発足式が開催され、和水町のほか、元寇に所縁のある計25自治体が参加しました。
元寇(蒙古襲来(もうこしゅうらい))とは、鎌倉時代にモンゴル帝国(蒙古軍・元軍)の襲来を受けた国家的危機のことで、文永の役(1274)と弘安の役(1281)の二度にわたり博多湾などにおいて侵攻されるも、最終的には神風(暴風)を受けて元軍が撤退したと伝えられる出来事です。
しかし、モンゴルの侵攻から日本を守ることができたのは、神風のおかげだけでなく、鎌倉幕府に仕えた御家人が各地から集い、果敢に戦ったからといっても過言ではありません。
元寇が描かれた国宝『蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)』には、絵詞の主人公である竹崎季長(たけざきすえなが)の一門として、和水町に所縁のある江田又太郎秀家(えたまたたろうひでいえ)や焼米五郎(やいごめごろう)の名前を確認することができます。
令和6年度は、文永の役から750年の節目にあたります。今後はこのネットワークをとおして、元軍と戦った鎌倉武士の活躍を掘り起こし、他地域と連携して地域活性化に結び付けるべく取り組んでいきます。
※「竹崎」の「崎」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
問合せ:社会教育課 文化係
【電話】0968・34・3047
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