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決算報告(1)

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熊本県宇土市

令和4年度決算の概要をお知らせします。
令和4年度は、熊本地震からの復旧・復興のシンボルとなる市役所新庁舎が完成しました。新庁舎建設等の大規模事業や、新型コロナウイルス感染症対策に継続して取り組みつつ、将来の財政健全化を見据え、財源の確保に取り組んだことで、一般会計は14億5,953万円の黒字となりました。

1 一般会計 歳入
歳入合計は、令和3年度より11億69万円増額

最も増加したのは市債で、庁舎建設事業に係る本体工事の完了により多くの災害復旧事業債を借り入れたことで、令和3年度より9億4,493万円増加しました。
また、安定した行政サービスを行うために必要な地方交付税については令和3年度より2億765万円増加しました。
この他、自主財源である市税では固定資産税等の税収が増加し、令和3年度より1億2,687万円増加となりました。

233億8,177万円

2 一般会計 歳出
歳出合計は、令和3年度より10億3,372万円増額
庁舎建設事業に係る本体工事の完了による影響等で歳出合計は前年度から増加

義務的経費については令和3年度と比較し1,309万円減少しました。その内訳として、平成28年熊本地震で借り入れた市債の償還が本格化したことで公債費が2億8,145万円増加しましたが、新型コロナウイルス感染症の収束とともに対策経費も減少し、扶助費が3億6,598万円減少しています。
投資的経費については、庁舎建設事業に係る本体工事の完了等により、令和3年度と比較し13億6,639万円増加しました。その他の経費については、積立金の減少により令和3年度と比較し3億1,958万円減少しました。

219億2,224万円

■用語の解説
※1市税…市民税・固定資産税・軽自動車税・たばこ税など
※2国庫支出金…市が行う事業に対し、必要性に応じて国から交付されるお金
※3地方交付税…どの市町村でも一定の行政サービスを行えるように、国から交付されるお金
※4地方譲与税…国税として徴収された後、市に譲与されるお金。地方揮発油譲与税や自動車重量譲与税など
※5義務的経費…支出が義務付けられている経費。人件費・扶助費・公債費がある。
※6投資的経費…道路や学校の建設など、社会資本整備に要する経費
※7扶助費…生活保護費や児童手当、保育所運営費など法令に基づくものや市が単独で行う、子ども医療費助成などの経費
※8公債費…市の借入金の返済にかかる費用
※9物件費…市の事業に必要な光熱水費、消耗品費、施設の修理などに要する経費
※10繰出金…特別会計の事務事業を補助するため、一般会計から特別会計に支出するお金

3 特別会計
全ての特別会計で黒字決算安定的な運営を継続中

特別会計とは、特定の事業を行う場合、その他特定の歳入をもって特定の歳出に充て、一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合において、一般会計から分離して別に収支経理を行う会計をいいます。宇土市には6つの特別会計があります。令和4年度は、全ての特別会計で安定的な運営を行っています。

(単位:万円)

4 公営企業会計
水道事業および公共下水道事業ともに黒字運営

企業会計とは、民間の会社と同じように市とは独立して採算を行っていく公の企業のようなものです。皆さんが使う水道水などの料金収入をもとに、経営を行っています。宇土市では、水道事業および公共下水道事業会計の2つの公営企業があります。今後も効率的な運用により、将来にわたって健全な運営を続けていきます。

○水道事業
・収益的収支(税抜、単位:万円)

・資本的収支

※不足分は、当年度消費税と地方消費税資本的収支調整額、過年度損益勘定留保資金で補填。

○公共下水道事業
・収益的収支(税抜、単位:万円)

・資本的収支

※不足分は、当年度消費税と地方消費税資本的収支調整額、過年度損益勘定留保資金で補填。

問い合わせ:財政課 財政係
【電話】27-3308

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