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世界に挑む宇土のアスリート

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熊本県宇土市

本市出身の女子ハンドボール日本代表「おりひめJAPAN」に選出された前田優選手が、昨年12月10日にインドで開催された、第20回ハンドボール女子アジア選手権に出場し、見事、優勝されました。世界の舞台に挑み、活躍をする前田選手に、大会に向けた努力、挑戦、そして未来への抱負について伺いました。

■女子ハンドボール日本代表 前田優選手 2000年11月29日生(24歳)
緑川小学校、住吉中学校を経て大阪府の四天王寺高校へ。その後大阪体育大学へ進学し、現在は熊本ビューストピンディーズに所属。
人生の転機は、中学3年生で出場した陸上の宇城地区大会で元教諭の平井徳子さんに出会ったこと。走り高跳びとハードル走で1位を獲得した前田さんに光るものを見た平井さんが四天王寺高校の先生を紹介したことがきっかけで大阪でハンドボールに打ち込む。

■目標達成と新たなスタート
「目標としていた日本代表に選出されたときは本当に嬉しかったです。」自信に満ちた表情で話すのは、昨年12月に第20回ハンドボール女子アジア選手権に代表の一員として出場し、見事優勝を果たした前田優選手。住吉中学校時代からハンドボールを始めて、日本代表になることを目標にプレーしてきた。「やっと結果が実って目標としていたゴールにたどり着いた。同時に、これが私の新しいスタートだと感じました。」と話すまなざしは、既に次の目標を見据えていた。

■初めての代表選出見えた課題と目標
これまでの努力の成果としてキーパーの技術には自信があったという前田選手。シューターとの1対1の駆け引きには定評がある。しかし、初めての国際試合。世界のレベルは高かった。「海外の大きい選手のシュートは体の使い方が違い、コースが読みづらかった。1本目のシュートを受けた時は、足が固まってしまい反応できませんでした。」と苦笑い。さらに現在日本代表のメインのキーパーとして活躍する先輩のプレーを見て、課題も見えた。「ディフェンスとのコミュニケーションをとって組織的にキーピングをする力が全然足りていないなと学ばせてもらいました。」初めての代表選出で見えた課題を次の目標につなげる。「次の一番大きい目標は、4年後のオリンピックで代表に選ばれること。そのためには、1月から開催されているリーグ戦で結果を出して、来年の世界選手権で代表に選ばれるように、ディフェンスとの連携という課題を克服していきたいです。」と目標を明確に捉えていた。

■夢をかなえる自問自答
「“私の精一杯って何か?”高校、大学と常に何が自分にできる精一杯なのだろうと考えながら頑張ってきました。」夢をかなえるためには、自分を信じて頑張るしかないと話す前田選手。夢や目標を持つ皆さんへメッセージを送る。「自分の中で夢や目標があるなら、諦めずにそこに向かって頑張ってほしいです。もう無理だ。と諦めた時点で夢がかなうことはありません。もし目標が達成できなかったとしても、自分が頑張った過程は絶対に自分の身になるし、自信もついてきます。」とエールを送る。前田選手自身も、大きな挫折を何度も経験してきた。きつかったことの方が多かったと話す。それでも、日本代表に選ばれることを目標に自分の精一杯とは何か自問自答を繰り返し進んできた。日本代表として世界の舞台を経験した前田選手。所属チームでのリーグ戦では、さらに磨きがかかった姿を見せてくれるだろう。

■熊本ビューストピンディーズ ホーム戦情報
熊本県内で開催される試合に行って、前田選手を応援しよう!
会場:山鹿市総合体育館
・2月8日(土)14:00~ VS イズミメイプルレッズ広島
・2月15日(土)18:00~ VS 三重バイオレットアイリス
・2月22日(土)13:00~ VS 北國ハニービー石川
・3月1日(土)13:00~ VS HC名古屋
・3月22日(土)13:00~ VS ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングブルーサクヤ鹿児島
・3月29日(土)13:00~ VS 香川銀行GiraSol kagawa
・4月12日(土)12:00~ VS 飛騨高山ブラックブルズ岐阜
・4月20日(日)13:00~ VS 三重バイオレットアイリス
・4月29日(火)・(祝)13:00~ VS 大阪ラヴィッツ

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