市では農業用施設から油が流出する事故が毎年発生しています。その原因の多くは管理不備や操作ミスによるものです。
■事故を防ぐ
油漏れの恐れがある設備には次のような対応を
◇機器などは正しく設置
農業用ボイラー、燃油タンク、防油堤など、消防署の指導の下、適切に設置する。
◇日常的に点検
定期的に燃油タンクや配管・防油堤を点検。破損や劣化などが見られた場合は直ちに修理する。油の減りが早い場合は漏れがないか確認する。
◇災害に備える
河川などの増水や強風、地震などで燃油タンクが倒れないように固定する。
◇未使用期間もしっかり管理
長期間使用しない場合、流出しないよう燃料を使い切り、元栓を閉める。
■事故の責任
流出した油は回収が難しく、多くの時間や人手、資材が必要です。河川などに流出した油の回収費用は、原因者の負担になるため、農業者にとって大きな負担となります。
他の農作物や水産物などに損害を与えた場合は、損害賠償を請求されることもあります。万が一に備えて、保険への加入を検討しましょう。
■油が流出してしまったら
早急に回収・除去するために、次の対応をして被害を最小限に抑えましょう。
(1)農政課・各支所、消防署に速やかに連絡
(2)流出元の確認
(3)流出口を塞ぐなどの流出防止対策
(4)油の回収などの応急措置
問合せ:農政課
【電話】32-1641
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