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■タイムスリップできる資料館
明治36年に建てられた建物を活用した松合郷土資料館は、江戸時代に醸造(じょうぞう)と漁業、商業で栄えた松合の美しい街並みに溶け込んでいます。
明治16年の職業調査では、松合地区の約650戸のうち500戸が漁業に従事していました。そのため資料館内には大型のサメである鱶(ふか)の捕獲用の鉾(ほこ)が展示してあります。
また、醸造をしていた世帯が4戸あったので徳利(とっくり)などの民具も数多く残されています。徳利は元々、醤油や油などの液状のものを貯蔵・運搬するための容器でしたが、江戸時代後期になると酒屋が少量の酒を販売するときに貸し付けるための容器として使われるようになりました。
2階には、松合出身の劇作家宮本研(けん)さんが手掛けた作品のポスターなどノスタルジックな雰囲気の資料が展示してあります。
タイムスリップしているような気分になれる物が数多く残っていて、豊野町にある郷土資料館とはまた違った魅力のある松合郷土資料館を訪ねてみませんか。
松合郷土資料館
開館時間:10時~17時
休館日:月・木曜(祝日の場合はその翌日)
住所:不知火町松合136-1
入館料:無料
【電話】42-3560
郷土資料館
開館時間:10時~17時
休館日:月・木曜(祝日の場合はその翌日)
住所:豊野町糸石3818
【電話】45-2102
問合せ:文化スポーツ課
【電話】32-1954
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