私たちが暮らす宇城市の郷土にまつわるさまざまな文化の魅力を発信します
■郷土資料館シリーズ展
郷土の人 塔本(とうもと)シスコ~シスコのたからばこ~
大正2年に八代市で生まれた塔本シスコは、幼少期を松橋町東松崎で過ごし、53歳から本格的に制作を始めた画家です。日常の風景や自身の思い出、愛する人々を題材に、時間や空間を超越し、自由に生き生きと描かれる彼女の作品は、生きる喜びにあふれ、多くの人々を魅了します。
作品には、不知火海での漁の様子、大野川に架かる永代橋(えいたいきょう)、東松崎の祭りの様子など、シスコが幼少期に実際に見た、かつての郷土の風景が多く残されています。
昨年、郷土にゆかりのある画家として、市不知火美術館に15点の作品が寄贈されました。最近では、市長の定例記者会見会場のバックパネルのデザインに作品が使用されたことで、目にした人もいるかもしれません。
シスコは、周囲の人々を愛し、自然を愛し、そしてふるさとを愛していました。その愛情と優しさは、作品だけではなく、家族と過ごす日常にも表れていました。郷土資料館では、実際に使用された日用品、シスコの「たからもの」を展示し、その人柄と家族への愛情、そしてふるさと「松橋」への思いを紹介します。
展示期間:2月14日(水)~令和7年2月23日(日)
休館日:定期休館日のほか、12月28日~1月4日
入館料:無料
※本展示では、絵画作品の展示はありません。
■郷土資料館
開館時間:10時~17時
休館日:月・木曜(祝日の場合はその翌日)
住所:豊野町糸石3818【電話】45-2102
問合せ:文化スポーツ課
【電話】32-1954
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