「男女共同参画社会」について考えてみませんか?
~『ひと』と『ひと』で築く、やさしい住みよいまちづくり~
◎市男女共同参画審議会、新会長の澤田道夫さんに話を聞きました
◇Profile
澤田道夫(みちお)さん(54)
熊本県立大学総合管理学部教授。地方自治充実・強化のための方策、参加・協働のまちづくりを研究課題として取り組んでいる。
女性の社会進出が進んだ現在、「男女共同参画社会」を築くことは必要不可欠です。
今年4月、今後消滅する可能性があると分析された市町村が公開され、大きな話題となりました。熊本も県南を中心に18市町村が消滅可能性自治体とされています(宇城市は入っていません)。
ではなぜ「消滅可能性」なのでしょうか。それは地方から都市部へ女性が流出することにほかなりません。次世代を担う子どもを出産できる女性が減少することで、人口減少が加速するのです。
よって地域の将来を考えるなら、女性が住みやすいまちかどうか、女性の雇用・結婚・妊娠・出産・子育てに対し十分な支援ができているかということを常に考えなければいけません。
国際的な指標であるジェンダー・ギャップ指数(GGI)では、日本の順位は世界146ヶ国中118位と低い順位に留まっています。日本が構築してきた男性優位の社会システムが現代の閉塞感を生み出し、地方の急激な人口減少を招くのかもしれません。市民一人ひとりに男女共同参画についてもう一度考えていただきたいと思います。
問合せ:人権啓発課
【電話】32-1708
【FAX】32-0110
【メール】jinkenkeihatsuka@city.uki.lg.jp
<この記事についてアンケートにご協力ください。>