私たちが暮らす宇城市の郷土にまつわるさまざまな文化の魅力を発信します
■「燎火(かがりび)」第31号が刊行 ―地域が分かる郷土誌―
「燎火」は、市教育委員会が、市内各地の地域に密着したさまざまな文化財や歴史をテーマに毎年刊行している郷土誌。平成3年に旧不知火町教育委員会が創刊し、今号で31号を迎えました。
表紙は、三角町戸馳に古くから伝承されている「戸馳本村雨乞い太鼓」。
閲覧場所:
・郷土資料館(豊野・松合)
・市立図書館・分館
販売場所:文化スポーツ課
販売価格:500円
◇「ある武官の軍歴~中山寧人少将の前半生~」
内山幹生(みきお)
旧松橋町の第二代町長である中山寧人(やすと)氏の、戦前から終戦直後、職業軍人時代の前半生を当時の時代背景とともに紹介しています。
◇「宇城市及び八代平野部の石造狛犬について」
前川清一(せいいち)
狛犬のルーツ、石造狛犬が置かれている位置、宇城市および八代平野の石造狛犬建立数の推移、構造、石材などがまとめられています。
なお、神社境内で見かける狛犬は、どれも霊獣とされて「拒魔狗(こまいぬ)」とも記され、本来の魔除けを意味するものです。
◇「戦国期の小川地域をめぐる諸勢力の動向と支配」
高野茂(しげる)
戦国時代の小川地域の出来事を紹介し、阿蘇氏、相良氏、名和(なわ)氏のような諸勢力が地域とどのように関わっていったのか、また、地方勢力を巻き込んだ地域支配の在り方について述べられています。
その他に、安田雅俊(まさとし)、中薗洋行(ひろゆき)の「宇城地域の哺乳類の記録」を掲載しています。
◆郷土資料館
開館時間:10時~17時
休館日:月・木曜(祝日の場合はその翌日)
住所:豊野町糸石3818
【電話】45-2102
問合せ:文化スポーツ課
【電話】32-1954
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