保健だより

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■高血圧からおこる合併症とは?
9月号では、高血圧で治療が必要な数値であった方でも治療をしていない方が多いとお知らせしました。高血圧には自覚症状がほとんどなく、健診などで高血圧を指摘されても、放置する人が少なくありません。しかし、血圧が高いということは、血管の壁に強い圧力が長期にわたりかかっているということですから、それを放置していると、血管が傷めつけられて動脈硬化が早く進んでしまうのです。
血管は全身に張り巡らされており、血管のない部分というのはほとんどないため高血圧の影響は全身に及びます。

◇高血圧の合併症
[眼]
眼底出血
網膜静脈閉塞症
[脳]
脳出血、脳梗塞
くも膜下出血
[心臓]
心肥大、心不全
狭心症、心筋梗塞
[末梢動脈]
閉塞性動脈硬化症
[大動脈]
大動脈瘤、大動脈解離
[腎臓]
腎硬化症、慢性腎臓病

町では脳血管疾患と心臓病の治療をされている方の8割以上の方が高血圧症であることがわかっています。(R4年度)
こうした合併症を予防するためには、家庭で血圧を測り高血圧にならないように注意し、既に高血圧の人は血圧を正常化することが大切です。
次号は、高血圧を予防するための生活習慣について紹介します。

問合：健康ほけん課
【電話】72-1295