■[シリーズ糖尿病小児編]子どもの頃からの糖尿病予防
町の小学5・6年生を対象とした小児生活習慣病予防健診では、受診者の約3割が糖尿病の検査項目(HbA1c)で基準値を上回っている現状です。今月からシリーズ糖尿病は小児編として、子どもの頃からの予防ポイントを紹介します。
1.子どものすい臓
すい臓で、インスリンという血糖値を下げるホルモンが作られます。3歳児では大人の約3分の1の大きさで、機能も未熟です。糖は、インスリンの働きでエネルギーとして利用される、子どもの成長に欠かせない大事な栄養素です。インスリンを作る力は個人差があり、無限に作られるわけではありません。幼児期からの無駄使いは、すい臓に負担をかけます。
2.インスリンを無駄使いしない!
ジュース、アイスなどに多く含まれる単純糖質は体に入ると吸収が早く、血糖値が急激に上がり、短時間でたくさんのインスリンが必要です。3食しっかり食べ、おやつを食べる場合は時間や内容、量を考えることが大事です。
食事や運動などの生活習慣は、子どもの頃から作られます。将来にわたって健康な身体とこころを育むため、家族一緒に生活習慣を見直しましょう。
問合:健康ほけん課
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