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自治体の皆さまへ

梅田穰町長 退任あいさつ

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熊本県山都町

令和6年5月27日をもちまして、山都町長を退任することといたしました。
公務復帰に向けて懸命にリハビリをし、日常生活を取り戻すまでには回復しましたが、町長という激務に耐えるまでには至らず任期を全うすることができないと判断しました。
町民の皆さまに多大なる迷惑をおかけする結果となり、衷心よりお詫びを申し上げます。
就任当初に掲げた「子どもから高齢者まで安心して暮らせる豊かなまちづくり」を目指して1.地震・豪雨災害からの復旧・復興、2.基幹産業である農林業の振興、3.商工観光の振興、4.人口減少対策について精一杯努力してきた次第であります。
また、熊本地震とその後の豪雨災害からの創造的復旧復興に全力で取り組み、道路、橋梁、水道などのインフラ施設の復旧をはじめ農地や農業施設の復旧を行い、基幹産業であります農林業の生産額の向上を図ってまいりました。
商工観光業については、各物産館の強化や事業所支援などに努め、子育て支援では高校生までの医療費無償化、高齢者支援では高齢化が進む中での介護予防について積極的に取り組んでまいりました。
コロナ禍においては町民の皆様に大きなご負担をかけましたが、通潤橋の国宝指定や念願であった九州中央自動車道山都通潤橋ICまでの開通は町の発展を加速させるものと確信しております。
今後も、通潤橋周辺整備や運動公園などの施設整備と併せて「SDGs未来都市」として有機農業を核としたまちづくり、清和文楽や神楽といった伝統文化の継承に期待しております。
山都町は2050年の人口が現在の40%まで減少するという調査結果や、消滅可能性自治体などとされておりますが、私たち山都町民は今後もこの町を愛しこの町に住み続けていきます。自然豊かで人間味あふれるこの町をもっともっと魅力ある町にしていかなければなりません。
様々な予測をひっくり返すような大胆な施策と実行力を次の新しいリーダーに期待したいと思います。
町長としての7年2か月、常に皆様の声を聴き、現場主義を心掛けてきました。ご協力いただいたすべての皆様に感謝しお礼申し上げます。
最後に、山都町の新しい時代の幕開けと輝く未来に期待し、町民の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

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