■山都町長 坂本 靖也
新しい年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様には、お健やかに新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、1月1日に能登半島地震が発生し、一年を通して全国的に記録的な豪雨と猛暑の年となり、各地において、甚大な被害が発生しました。山都町においても、猛暑が続き、例年よりも遅い紅葉となりました。このような中、1月に道の駅「通潤橋」が開業し、2月には、待望の九州中央自動車道「山都通潤橋IC」が供用開始、4月には、総合体育館「パスレル」がオープンするなど本町にとって、大きく転機を迎えた年となりました。
さて、昨年6月に梅田町政を引き継ぎ、町長に就任し、町民の皆様との対話を重視しながら町の運営を進めて参りました。
令和7年は、山都町にとって町政施行20周年を迎える節目の年となります。町民の皆様と共にこの節目の年をお祝いするとともに、これまで支えていただいた皆様に対し、深く感謝申し上げます。合併記念日の2月11日には、記念式典を予定しておりますので、町民の皆様のご参加をお待ちしております。「新たな山の都づくり」に向けて町を挙げてお祝いしたいと思います。
また、重点事業として取り組んでまいりました「山都町総合運動公園」「通潤橋周辺整備事業」の総仕上げの年となります。これまで取り組んできた施設や山都通潤橋ICの効果を最大限に活かし、交流人口や関係人口の増加、農林業、商工業、観光業の振興に力を入れてまいります。
特に基幹産業であります農林業については、生産に要する費用の高騰や鳥獣害問題など、持続的・発展的な振興に向けて懸念される課題にしっかりと対応してまいります。
子育て環境については、「出産祝い金」や「医療費の無料化」など全国に先駆けて実施してきた子育て支援策を継続しながら、更に充実させてまいります。
また、高齢者が元気で生きがいを感じられるよう、生涯現役で生活できる健康づくりを支援してまいります。
様々な課題はございますが、山都町は20周年を迎え、将来に向けて可能性のある町です。「誰もが住みたくなる、住み続けたくなる、安心して生きがいを実感できる『山の都づくり』」の実現に向けて、町民の皆様と一体となって全力で取り組んでまいりますので、ご支援とご協力をお願いいたします。
本年が皆様にとりまして、健康で素晴らしい年になりますよう心から祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
■山都町議会議長 藤澤 和生
新年あけましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり山都町議会を代表しまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本町の昨年1月から3月を振り返りますと、道の駅通潤橋の開駅、山都通潤橋インターチェンジの開通、山都町総合体育館パスレルの落成と、山都町の魅力向上につながる待望の施設が次々に産声を上げました。
昨年5月に、梅田穰前町長が辞任されました。梅田前町長は熊本地震とその後の豪雨災害の復旧復興、定住促進、有機農業やSDGsを核とした町づくりなど、2期7年の町政運営に尽力されたところです。
6月23日の町長選挙で、坂本靖也町長が就任され、半年が経過しました。坂本新町長が掲げられる、「誰もが住みたくなる、住み続けたくなる、安心して生きがいを実感できる山の都づくり」の実現に向け、着実に町政を進めていただきたいと思います。
さて、近年世界では、大規模な地震や火山噴火、地球温暖化に伴う水害や干ばつなどが猛威を振るっています。国内でも昨年1月1日に発生した能登半島地震により、多くの方が亡くなられました。山都町の直近では、一昨年7月の集中豪雨により深刻な被害が発生し、復興途上にあります。災害は例年発生しており、今後の防災対策は喫緊の課題です。
行政では、災害・人口減少・コロナ禍・物価高などの課題に対し、町民の皆さまの命と生活を守るために町独自の施策も含めて、さまざまな政策を提案されています。議会としましても、その一つひとつにていねいに議論を尽くし、適切な事業の速やかな執行に努めてまいります。
また、九州中央自動車道や県道矢部阿蘇公園線のさらなる整備推進など、議会におきましても、今まで以上に強く道路整備の要望活動を展開してまいります。
今年10月には、町議会議員選挙が予定されています。町の将来を担う、大切な選挙です。町民の皆様の積極的な関心と参加をお願いしたいと思います。
世界の各地で未だに紛争が絶えません。多くの人が犠牲となっています。お互いの命を尊重する、平和な世界が訪れるよう願います。
最後になりますが、町民の皆さまお一人おひとりにとって、この一年が素晴らしい年となるよう願い年頭の挨拶とします。
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