平成27年から令和2年の間に全国で104カ所のストーリーが日本遺産として認定されており、菊池川流域(菊池市、山鹿市、和水町、玉名市)は「二千年にわたる米作り」をテーマに平成29年に認定されました。それから6年が経過したことから、これまでの実績と新たな地域活性化計画について文化庁や専門委員会による審査が行われ、日本遺産認定が継続されることとなりました。
今後も、より多くの人に菊池川流域日本遺産を知っていただけるように、日本遺産を生かした観光事業や普及啓発事業などを行って参ります。
■菊池川流域日本遺産のストーリー
「米作り、二千年にわたる大地の記憶~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~」
菊池川流域には、二千年にわたる米作りによる大地の記憶が残っている。
平地には古代から受け継がれた条里、山間には高地での米作りを可能にした井手(用水路)と棚田、そして海辺には広大な耕作地を生み出した干拓。米作りを支えた先人たちによる土地利用の広がりが今も姿を留め、その全てをコンパクトに見ることができる。
さらににぎやかな祭りや豊かな食という無形の文化も息づくなど、菊池川流域は古代から現代までの日本の米作り文化の縮図であり、その文化的景観や米作りがもたらした芸能・食文化に出会える稀有(けう)な場所なのである。
山鹿市の構成要素には、チブサン古墳(装飾古墳)、内田川流域条里跡、御宇田井手、番所の棚田、酒造り(千代の園酒造)、阿佐古のカセイドリウチなどがあります。詳しくは、菊池川流域日本遺産ホームページをご覧ください。
問合せ:
観光課【電話】43-1579
文化課【電話】43-1651
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