幻想的な千の灯(あか)り、再び。

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山鹿の夏の風物詩といえば山鹿灯籠まつり。
ことしついに千人灯籠踊りが復活します。
4年ぶりの開催を前に山鹿灯籠まつりを待ちわびた皆さんに話を伺いました。

■4年分の感動をお届けしたい
山鹿灯籠まつりが開催できなかったこの3年間、世代を超えて受け継がれる山鹿灯籠まつりの大切さを実感しました。特に子どもたちは自由に遊べなかったりと物足りない夏を過ごしたと思います。ことしこそ、子どもたちや市民の皆さん、そして観光客の皆さんに山鹿灯籠まつりでたくさんの思い出をつくってほしいです。千人灯籠踊りをはじめ、この夜の幻想的な美しいまつりを実際に見ていただいた人に4年分の感動をお届けできるよう、まつりに携わる皆さんと一丸となって盛り上げていきます。

山鹿灯籠まつり実行委員会
実行委員長　宮田　正高(まさたか)さん

■来て良かったと思える踊りを
「踊ってみると楽しいよ」と友人が誘ってくれたので山鹿灯籠踊り保存会に入会しました。和水町出身で、灯籠踊りは見たことがありませんでした。踊りでは、自分の振り付けの癖を直すのに難しさを感じますが、先輩の皆さんから教えてもらいがんばっています。令和元年の山鹿灯籠まつりの後に入会したので、まだ千人灯籠踊りの舞台に立ったことがありません。待ちわびた舞台で、見に来てくれる皆さんが来て良かったと思えるような踊りを披露したいです。

山鹿灯籠踊り保存会
石井　理子(りこ)さん

■灯籠をたくさんの人に見てほしい
金灯籠を作ってみたいと思い、昭和60年に始まった市の灯籠教室に通ったことがきっかけで故德永正弘(まさひろ)灯籠師に弟子入りしました。灯籠作りは奥が深く、設計図がないので作る際は神社の写真や絵はがきを参考にして作っています。灯籠を作っている途中で壁にぶつかり、何度も辞めたいと思ったり、自分に負けそうになるときもありましたが、家族や友人に支えられ、そして何よりも灯籠が大好きだからここまで励んできました。4年ぶりの山鹿灯籠まつりでは、たくさんの人に作った灯籠を見てほしいです。

山鹿灯籠師組合
灯籠師　牛嶋　富士子(ふじこ)さん

◆山鹿灯籠まつり
8月15日(火)・16日(水)

○納涼花火大会
日時：15日(火)午後8時
場所：菊池川河畔

○千人灯籠踊り
日時：16日(水)午後8時
場所：山鹿小学校グラウンド

両日ともおまつり広場(国道325号線)などでイベントが行われる他、奉納燈籠の展示や上がり燈籠も実施します。
※イベントの詳細や交通規制区間については山鹿灯籠まつりリーフレットを確認ください。