■一人一人が輝く教育 〜教育現場における男女共同参画〜
第3次山鹿市男女共同参画計画において、多角的な視点や考え方を持つための意識啓発の取り組みとして「教育現場における学習機会についての情報発信・啓発資料の提供」を掲げています。
そこで、学校における男女共同参画の現状について、めのだけ小学校の下津光雄(みつお)校長からお話を聞きました。
問:学校生活の中での男女共同参画の状況について教えてください。
学校では男女分け隔てない教育を行っています。給食当番や掃除も男女一緒に協力しています。先生も子どもたちに男女関係なく「○○さん」と呼んでいます。また、名簿なども男女混合です。
問:授業などでの男女共同参画の場面があれば教えてください。
授業は男女一緒です。以前は、男女別だった中学校の技術・家庭科も現在は一緒です。本校では、持久走も一緒に走ります。性教育も一緒で、男女の体や成長の違いや生命誕生などを学んでいます。授業の中で男女共同参画社会について学ぶ機会もあります。
問:日頃から、どのようなことを大切にされて教育活動に取り組まれていますか。
子どもたちや先生がどうしたら活躍できるか、輝けるかを大切にしています。そのために子どもたちに対しては、一人一人が主役として活躍できる場を増やすこと、集団としてお互いの良さを認め合い、助け合いができる関係を築くことを心がけています。
また、先生も一人で抱え込まないように他のクラスの先生と交代して授業を行うなど、自分のクラス以外の子どもたちを知り、チームで対応することを大切にしています。
問:学校の中で、男女の性差を尊重される場面があれば教えてください。
着替えやトイレは男女別々です。また、健康診断も別々です。性差に関係なく、時と場に応じた配慮は必要だと考えています。
問:その他で何か気づきがあれば教えてください。
授業参観などの学校行事には、以前より男性の参画が増えています。ただ、学校外(家庭や社会、政治など)における男女共同参画の状況については、子どもたちも性差を感じているかもしれません。
市ホームページにも掲載していますので、ぜひご覧ください。
男女共同参画の推進に積極的に取り組んでいる市内の地域や事業所などの情報をお知らせください。
問合せ:人権啓発課
【電話】43-1199
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