山鹿市では毎年、鳥獣による多大な被害が発生しており、農家の営農意欲の低下や耕作放棄地の増加を招く深刻な問題となっています。鳥獣対策は、鳥獣の特性を知り、草刈りやひそみ場の解消、適切な柵の設置などが重要になってきます。今回は侵入防護柵、捕獲に関する補助事業を紹介します!
■ワイヤーメッシュ柵(WM柵)設置補助 ※国庫事業
○要望調査実施中!!
※申請の際は、行政協力員からの申請が必要です。
詳しくは山鹿市ホームページをご覧ください。
事業名:
・鳥獣被害防止総合対策事業
目的:
・WM柵の設置により、イノシシの農地への侵入を防ぎ、農作物被害の軽減を図る。
補助内容:
・WM柵の資材を補助。
事業要件:
・受益者3人以上。
・WM柵耐用年数の14年間、農作物および柵の維持管理が行えること。
要望調査期間:
・8月30日(金)午後5時まで
設置時のポイント:
・定期的な見回りをする。
→見回りの中で破損箇所を見つけたら、すぐに補修を行いましょう!
・イノシシは地際からの侵入が多いため、地際の補強を行う。
→竹やビニールハウスのパイプを敷くなど地際からの侵入を防ぐ工夫をする。
・草刈りを徹底し、柵周辺1mは緩衝帯を設置する。
→イノシシが身を潜める場所を減らすことで、イノシシは柵に近づきにくくなります!
・WM柵の裏表を確認し設置する。
→間違えるとイノシシから壊されやすくなります。
問合せ:農業振興課
【電話】43-1556
■電気柵設置補助 ※市単独事業
事業名:
・有害獣電気防護柵設置補助事業
目的:
・電気柵の設置により、イノシシの農地への侵入を防ぎ、農作物被害の軽減を図る。
補助内容: ※1経営体あたり
・補助率1/2以内、上限10万円
設置時のポイント:
・草刈りを徹底し、柵周辺は1mの緩衝帯を作る!
・電気柵は、24時間365日通電!
・電線は地面から20cm、40cmの高さ!
・コンクリート、アスファルトの近くに設置しない!
・4000v以上の電圧を流す!
・漏電の原因になるものが線に触れないように!
問合せ:農業振興課
【電話】43-1556
■その他補助事業
○新規狩猟免許取得補助 ※市単独事業
・狩猟(わな、猟銃)免許取得にかかる費用を一部補助。
・上限1万円/人
・免許取得後、猟友会山鹿支部の会員となること。
○緊急捕獲活動支援事業 ※国庫事業
・鳥獣1頭当たりの捕獲に対する補助。
・イノシシ7千円/頭、シカ7千円/頭、その他千円/頭・羽。
・猟友会山鹿支部の会員であること。
○箱罠購入補助 ※市単独事業
・鳥獣捕獲用の箱罠購入にかかる費用を一部補助。
・補助率1/2以内、上限4万円/基。
・猟友会山鹿支部の会員であること。
問合せ:林業振興課
【電話】41-5636
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