■パリ2024オリンピック男子サッカーU-23日本代表 荒木遼太郎(りょうたろう)選手 凱旋(鹿央町出身)
オリンピック出場後に凱旋した荒木選手からは「感謝」という言葉が多く聞かれました。
二日間という短い時間の中、市長表敬では八千代座で開催した早朝のパブリックビューイングでの応援など、多くの人の応援に対して感謝の気持ちを伝え、三玉小と米野岳中との交流会やサッカー教室を通じて、子どもたちとの会話やプレーでそれぞれの思いに応えてくれました。
また、サッカーを一緒にした子どもたちへ「環境は関係ないと伝えたい。あきらめずに続けたことで、自分はこの場所に到達できたことを証明できた。その姿を次の世代の子どもたちが見て、ここまで上がってきてほしい」とエールを送りました。
今後については「次のワールドカップに向けて、代表に選ばれるための競争が始まってくると思うので、チームの中でアピールして、そこに食い込んでいけるようにがんばっていきたい」と話しました。
三玉小には、荒木選手の中学時代の担任だった北山綾(あや)校長が勤務されている関係で交流が実現しました。最初に児童が歓迎の言葉を伝え、質問をしたり、ボールを蹴り合ったりしました。児童からの「プロサッカー選手になって、一番大事にしていることはなんですか」という質問に「応援してくださっている皆さんに、感謝しながらプレーすることを大事にしています」と答えました。
出身の米野岳中では、放送室から自らのアナウンスで生徒たちを体育館へ集めるというサプライズを行いました。生徒からの中学生時代の性格についての質問には「やんちゃで休み時間はずっと外で遊んでいた。自分のことが大好きだったので、写真撮影ではいつも真ん中でした」と少し恥ずかしそうに答えました。パリオリンピックについての質問には「サッカーをしているときはあまり緊張しないが、現地についてからは、練習と試合の繰り返しであっという間に終わったという感じで、特別な場所での空気感だったり、試合もいい緊張感の中ですごく楽しくできた」と答え、生徒たちも真剣なまなざしで聞いていました。生徒代表とのパスや一対一では、鮮やかなリフティングとキック、素早いフェイントに、生徒たちから歓声が上がっていました。
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