文字サイズ
自治体の皆さまへ

人輝く 人権尊重の都市(まち) やまが「人権啓発便り」第48号

14/33

熊本県山鹿市

■日々の生活の中の人権を見つめる
本年度最後のふれあい人権講座を実施しました。最終回の今回は、人権モニターの皆さんに進行役(ファシリテーター)を担ってもらう「参加体験型学習」に取り組みました。取り組み内容は、小学校の人権学習でよく扱われる「権利の熱気球」です。身の回りのさまざまな権利について、自分事として捉え、捨てられる権利、捨てられない権利を一人一人が考えました。そして、自分の考えを同じグループの人たちと出し合うなど、意見交換を行いました。
講座では、人が生きるために欠かせない権利の大切さとともに、日々の生活の中で、人権を尊重する態度や生き方について学習を深めました。

▼参加者からの感想
「年齢や生活スタイルが違えば、生きていくために必要な権利ですら、全然違うということを学びました。そして、理由を聞くと、納得することばかりで、人それぞれ思いや守りたいものが違うことが分かりました」「モニターの人たちがいろいろな場面を設定され、活動を通して学ばれていることを知りました」

○[権利の熱気球]とは…
あなたは14個の荷物(身の回りのさまざまな権利)とともに、地上高く漂う熱気球に乗っています。ところが、だんだんと高度が下がり始めました。助かるには積んでいる荷物をひとつずつ捨てていかないと墜落してしまう、という状況でどの順番で権利を捨てていくのかということを個人やグループで考えるものです。

■3月8日は女性の生き方を考える「国際女性デー」です
国際女性デーは、国際婦人年である1975年に国連が制定し、ことしで制定から50年を迎えます。この日は、女性活躍推進やジェンダー平等などを考える日で、毎年記念行事や熊本城をミモザカラーのイエローにライトアップするなどの催しが開催されています。
日本は、世界経済フォーラムが毎年出している男女格差の現状を表したジェンダーギャップ指数で、146カ国中118位と男女格差が大きく、国際的に見て、男女平等が進んでいない状況です。この機会に、ジェンダー平等について考えてみませんか。

イタリアでは3月8日に大切な人へ「ミモザの花」を贈る習慣があり「ミモザの日」とも呼ばれています。
ミモザの花は鮮やかな黄色で「優雅さ」「優しさ」を象徴する花として広く知られています。また、ミモザには「感謝」「友情」という花言葉があります。皆さんもぜひ、日頃の感謝を大切な人に伝えてみませんか。

問合せ:人権啓発課
【電話】43-1199

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU