令和5年9月5日、株式会社みずかみ第21回定時株主総会が開催され、令和4年6月1日から令和5年5月31日までの経営状況については、次のとおりです。
■21期の総括
1.全体収支(全体売上及び損益)
売上:99,054千円、前期比13,885千円増(116.3%)
損益:▲3,941千円、前期比6,665千円減
2.概況
前期同様、新型コロナ感染症の影響が続く中でのスタートとなった。これまでの状況とは違い行動制限等も行われず、比較的自由に移動できるようになった。しかし、変異型のコロナウイルスは重症化リスクは低いものの感染力が強く全国的に見ても感染者数は急増している。
6月1日より水上村の独自企画として第2弾グルメクーポンがスタートした。特に物産館での弁当・オードブル注文が増え、売上に貢献した。
8月に入り例年にない酷暑が続いた。コロナ感染者数も増加している中ではあったが、盆商戦は賑わいを見せた。
9月3・4日で「創業祭」を開催。18日には台風14号が直撃し、全館休業となった。また、あめんぼー館は市房ダムの水位が上昇し、約8cmの床上浸水の被害にあった。
10月28日には今回初めての事業で愛知県にある株式会社ティー・エフ・ピーへ水上村の玄米を500袋販売。本社が集荷・販売を担った。
ふりかけのフタバ食品とのコラボ商品として鹿肉ふりかけ3種類が出来上がる。
11月19・20日で山の幸館「新そばフェア」を実施。
12月は各種キャンペーンを実施。
令和5年1月、ジビエキーマカレーをOEMにて製造を計画。2月に出来上がり販売を開始した。
3月13日から新型コロナ感染症によるマスク着用が緩和され、個人の判断に委ねるとなった。しかしながら多くの人はそのまま着用し、特に接客を伴う従業員としては継続を指示した。
今年の桜の開花は20日の予想が早まり、17日にはダム周辺の開花が見られた。18日からの桜商戦は時期的にも重なり、事前準備も終えていたことによりそのまま桜商戦へと突入した。満開(25日)と週末が重なったが生憎の雨で若干客足が鈍った。3月末には落花盛んとなった。
桜まつりは本年まで体制が整わず中止となったが花見客対応として、希望者を募り出店を親水公園と駐車場の境に設置した。
4月後半からのゴールデンウィークは、5月3日より雨が続き計画売り上げには達しなかった。
連休明け8日に新型コロナウイルス感染症が「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられた。社会経済活動の大幅な緩和に踏み出すこととなり、対面のアクリル板やレジカウンターのカーテン等を撤去した。
しかし、定期的な換気の実施や、検温器・消毒用アルコールは引き続き設置している。
今期は、物産館・山の幸館・ジビエ加工場ともに業績は前期を上回ったが、19期より2か年に渡って減価償却費を計上することなく、過去の繰越欠損金をできるだけ有効利用すべくその欠損金控除に充てていたが、今期リース資産が満期を迎え、2か年減価償却できなかった金額が税法上、特別損失として計上しなければならなくなり、3,940千円のマイナス決算となってしまった。
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