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株式会社「みずかみ」 令和4年度(第21期)経営状況報告(2)

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熊本県水上村

■21期の総括(つづき)
3.施設別収支状況
(1)物産館
売上:64,217千円、前期比5,183千円増(108.8%)
損益:3,060千円、前期比382千円増

社員3名・パート3名体制で運営。

施設販売は、弁当・仕出しの注文数増加、出荷協議会による品揃えの充実、SNSによる情報発信を行っている。
6月にグルメクーポンが始まり、弁当や各種オードブルの注文が増え、売り上げを伸ばした。
軽食コーナーでは旬の食材を生かしたソフトクリームが人気を博し、特に夏場は販売数を伸ばしている。
8月に開始したクロスカントリー合宿のための野菜集荷販売事業は、7月29日より8月22日までの7回実施。
9月の創業祭においては、新聞等の広告を見て来館者が多く、ガラポンのイベントも盛況であった。
12月のキャンペーンでのオードブルは数日で予定数量(30台×6,500円)に達した。
1月14日から第3弾の水上村グルメクーポンがスタート。オードブルの注文が増え始めた。
桜商戦では施設目標9,500千円に対し、8,659千円(91.4%)。

総括しては、
・軽食コーナーの売り上げの伸び(一部ソフトクリームの原料切れを起こす)。
・季節商品としての葉わさびが販売好調・桜商品(箱菓子)の豊富な品揃え。
・アルバイトの確保…等があげられる。

ゴールデンウィークでもレストラン部門より軽食コーナーの売り上げが良好であった。
びぷれす広場の販売会は、社員5名体制で臨んだ。ただし、1月25日は今季最強の寒波の影響により販売会を中止した。会場はコロナ前の賑わいを取り戻し、毎回の開催で売り上げを伸ばした。

◇実績
回数:37回
総売上33,561千円(内、出荷協議会売上22,277千円・66.4%)

(2)山の幸舘
売上:14,866千円、前期比499千円増(103.5%)
損益:915千円、前期比34千円増

館長以下社員1名を配置、パート2名体制。

売上は、6月から10月までは前年を上回る伸びであったが、11月〜1月の3か月で約1,000千円の売り上げが減少した。主な要因としては、新そば時期の外部販売(そば粉の注文)が低調であったことと、来館数が振るわなかったことによる。
年末のキャンペーンはハム詰め合わせは順調であったが、年越しそばの注文数が少なかった。また、仕事始めの2日・3日の客数の減少(29杯・前期83杯)も影響している。
桜商戦において施設目標2,500千円に対し、1,481千円(59.2%)

総括
・原材料等の高騰により価格を見直した。
・わかりやすいメニュー構成とし、オーダーを集中させ省力化した。
・店内のアクリル板を撤去し席数を確保。
・物産館での販売用商品が在庫切れを起こし、こまめな在庫確認・納品の必要。

販売商品の一つとして位置づけしていた石臼挽き蕎麦(干しそば)の製造委託先が突然の廃業の知らせを受け、新たに委託先として、大分県の製造所を新規に開拓。そのため、内容・パッケージを一新して、4月から販売を再開した。
ゴールデンウィークはコロナに対する様々な規制が緩和され、国内外の旅行客が増加し、その反面、館に訪れる客数が減少したようだ。

(3)ジビエ加工場
売上:2,317千円、前期比569千円増(132.5%)
損益:847千円、前期比799千円増

工場長・社員を配置(いずれも兼務)し、2名体制。

7月よりクロスカントリー合宿の予約と共に、旅館・民宿からの精肉の注文数が増え、また、ふるさと納税返礼品、福田病院よりのソーセージの注文も入っている。
新たに鹿肉ふりかけを株式会社フタバとのコラボにて販売開始。すき焼き風味・柚子胡椒風味・にんにく風味の3種がラインナップした。
2月にはジビエキーマカレーを販売開始。販売アイテムの増加により売り上げを伸ばしていく。
年間受け入れ頭数46頭(前期61頭)。昨年9・10月の減少に続いて、4月1頭、5月は0頭であった。
ジビエ加工品は新たな販売先として湯前町のファミリーマートに販売が決定し、道の駅にも拡大の予定である。

(4)地方創生推進部
売上:13,524千円、前期比3,955千円増(141.3%)
損益:1,901千円、前期比1,619千円増

部長の外1名のパート社員にて運営していたが、11月末をもってパート社員が退社し、現在は募集している。

各施設との連携を強化する目的から、本来の作業以外に外部販売会計画(熊本物産フェア等の外部イベント参加)、野菜の集荷販売事業運営をサポートする。
従来の観光振興事業では、水の上の学校研究会運営事務を行う。今後は、研究会自立できるようサポートする。部の運営費は水上村からの「水上村観光振興事業助成金」をもって充てることとなっているが、各大型イベントに対する予算はそのイベントが実施される時点で予算要求して行く。
なお、今期の秋フェスタ農林業祭・桜まつりは中止となった。
例年実施される市房山開きも中止とした。水の上の学校研究会の市房杉トレッキング部会の行事にしても開催できない状況下にある。
宿泊補助「お得〜ポン」事業は令和5年度に15,000千円を予算化しその執行・事務に携わっている。

(5)本部
売上:4,130千円、前期比3,680千円増(917.8%)
損益:▲10,664千円、前期比9,546千円減増

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問合せ先:(株)みずかみ
【電話】49-6011

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