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〈むらのできごと〉スポーツ飯の調理を学ぶ~陸上合宿の受け入れに向けて~

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熊本県水上村

6月24日(土)、スポーツ合宿の本格シーズンを前に、合宿を受け入れる宿に対し、「栄養フルコース型スポーツ飯」の提案セミナーが旧湯山小学校地域交流センターで行われました。
当日は、大手食品メーカーの株式会社明治より管理栄養士の村野氏、町田氏、熊本保健福祉大学より松原教授、中村氏を講師にお迎えし、合宿の受け入れを行っている宿のオーナーや調理員の方など、15名(11宿)に参加していただきました。
熊本保健科学大学とは、令和3年度から、包括連携協定を締結し、「スポーツヘルスサイエンス事業」として、水上村に合宿に訪れる高校生アスリートを中心に、科学的なメディカルチェック等のサポートを行ってきました。
そして、昨年の合宿シーズンで得た選手のデータをもとに、今回の栄養フルコース型スポーツ飯の提案が実現できました。通常、一日のエネルギー必要量は、一般男性で2,500キロカロリー、一般女性で2,000キロカロリー(※年齢や運動量での違いはあります)といわれていますが、合宿にくる男子の選手たちには、1日4,000キロカロリーが必要ということでした。
村野氏の栄養セミナーでは、「走るためには軽い体の方が良いと思われがちだが、過度な食事制限は、体の不調を起こしたり、筋肉がつかない細すぎる体になったりしてしまう。
しっかり食べることで、筋肉がつくられ、疲労回復にもつながり、食事制限へのストレスも軽減される」と、食べることの大切さについて解説がありました。また、バランスの摂れた食事を摂ることで、スポーツ障害や疲労骨折、貧血を防ぐことができるとのことでした。
以上のことをふまえ、町田氏からは、10日分(1日3食)の献立が提案されました。凝った料理は避け、手間を増やさないことの工夫がされていました。
会場には、1日分の献立を視覚的に捉えてもらうため、実際のメニューが一部展示され、試食や、講師との意見交換も行われました。
水上村が進める「スポーツ合宿の郷づくり」には、受け入れを行っていただくお宿のご協力が欠かせません。
今後、合宿本番でのスポーツ飯の実践とともに、講師の方々の再来村によるアスリート支援や宿へのフォロー・現地ヒアリングが予定されています。

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