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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ(1)

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熊本県水上村

明けましておめでとうございます。
村民の皆さまにおかれましては、清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より本村の行政運営に対しまして、ご理解とご協力を賜りまして心より感謝申し上げます。
まずもって、昨年五月の統一地方選挙におきまして、村民の皆様の温かいご支援を賜りまして、三期目の村政の重責を担うことになりました。
今後におきましても微力ではございますが、初心にかえり新たな決意と情熱をもって「住みよし、暮らしよし、明るく元気な村づくり」を基本理念として、本村の更なる発展のため、粉骨砕身努力してまいります。
昨年を振り返りますと、世界では、二月にトルコ南部でマグニチュード七・八と七・五の地震が発生し、トルコ、シリア両国で五万人を超える尊い命が失われました。一〇月には、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスが、イスラエルを越境攻撃して外国人を含む約二四〇人を人質にしたことにより、イスラエル軍はガザへの空爆や地上侵攻で報復を始め、現在も激しい戦闘が続いております。
一方、大谷翔平選手がエンゼルスでメジャー六年目の今季、四四本塁打で日本人選手初の本塁打王を獲得。投手でも一〇勝を挙げてアメリカン・リーグの最優秀選手を二年ぶりに受賞し、オフにフリーエージェントとなり、スポーツ史上最大となる総額七億ドル(発表時約一〇一五億円)でドジャースと契約するなどうれしい話題もございました。
国内においては、三年にわたり猛威を振るっていた新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが昨年五月八日から、季節性インフルエンザなどと同じ「五類」に移行し、三年余り続く国のコロナ対策は大きな節目を迎えました。これにより観光客が大幅に増えるなど、社会経済活動が活発化しました。しかし、昨年末からはインフルエンザの患者数が増加傾向にあり、今後も更に続くと予想され、今シーズンは流行のピークが例年に増して高くなることが懸念されています。高齢者や基礎疾患のある人など重症化のリスクが高い人の感染をできるだけ抑えられるよう、周囲の状況に応じてマスクの着用など、引き続き感染対策をお願いいたします。
また、一昨年二月のロシアのウクライナ侵攻により、エネルギー価格や穀物などの原材料価格がさらに上昇し、加えて円安が進んだことで輸入コストも増加し、食品メーカー各社などでは値上げの動きが広がりました。品目別ではウクライナ侵攻の長期化による影響を大きく受けているものも多くなっています。
村内では、令和二年七月豪雨、令和四年台風一四号災害での復旧復興に取り組んでおりますが、江代千ケ平地区と川口地区では現在も住民一八世帯三一名が長期非難を余儀なくされています。昨年末から、一部村道が通行可能となりましたが、一日も早く安心して元の生活を取り戻すことができますよう、引き続き復旧復興に取り組んでまいります。
栄えある話題としては、二月には早田トヨ子さん(湯山覚井)、三月には坂下治さん(岩野川内)、五月には小林ヨシエさん(岩野宮田)の三人が満一〇〇歳を迎えられ、長寿祝い金の贈呈を行いました。長年にわたり、家族や地域のために頑張ってこられたことに心から感謝を申し上げます。また、年末の人吉球磨の風物詩である球磨一周市町村対抗熊日駅伝大会では、七一回目の大会にして、本村が悲願の初優勝を飾りました。
現在、本村では、地方創生事業による合宿の郷づくりを進めております。より選手の皆様方のニーズに応え、そして関係人口を増やし、更に経済効果をもたらしていくため、全天候型陸上競技場(四〇〇m)トラック整備に着手し、令和七年度の完成を目途に進めております。最優先課題である令和二年七月豪雨災害、台風一四号災害からの復旧・復興、そして、少子・高齢化対策、農林業・商工業の振興対策、教育振興等、今後とも、しっかりと取り組んでまいりますので、引き続き、村民の皆様方のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、令和六年が平穏で、村民の皆様にとりまして、健康で幸多き年となりますようご祈念申し上げまして年頭のご挨拶と致します。

水上村長 中嶽 弘継

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