福田病院(熊本市中央区)で産まれた子どもとその家族を対象に実施される母と子の農園「どろんこ交流会」が、湯山本野地区で、6月2日(日)に開催され、31組107名が参加しました。
母と子の農園は、福田病院で安心安全なお米を提供するために、平成3年に無農薬米田を水上村で開園し、今年で34年を迎えました(現在は、水上村と山都町の2ヶ所開園)。また、平成8年から、普段食べているお米を食べるまでの過程や価値を知ってもらいたいという食育の一環として田植え・稲刈り体験が行われています。
当日は、水上村良質米生産部会と共催し、参加者は苗の植え方などの注意事項を聞いた後、裸足になっていざ入田。なかなか体験できないその感触に、悲鳴や笑い声が飛び交います。
植え始めは保護者に頼りながらだった子ども達ですが、次第に真剣な顔で次々に苗を植えていきます。早乙女の衣装を着た病院の調理師さんなども一緒に作業し、1時間半ほどで田植え完了。
田植え前には、隣の畑でじゃがいもとタマネギの収穫も行われ、土の中に隠れたじゃがいもを手に、うれしそうな表情を浮かべていました。
体験を終えると、石倉交流施設へ場所を移し、昼食の時間です。
福田病院の大塚料理長が「私も毎回楽しみにしています。秋にはおいしいお米を食べましょう!」とあいさつ。会場には生産部会の奥さま達が作った、たくさんの料理、青壮年部メンバーが焼いた肉などが並べられ、参加者はおいしいご飯を満喫していました。
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