国道388号は、大分県佐伯市を起点に、宮崎県延岡市、門川町、椎葉村、熊本県水上村などを経由し、湯前町に至る道路。
県境の湯山峠付近は、急カーブが連続し、見通しが悪く、車両の擦れ違いが困難なところも多かったため、熊本県によって平成28年(2016年)から事業着手されました。
この度、8年の歳月、総事業費約29億円を投じ、令和6年5月末をもって完成の運びとなったことから、熊本県、水上村の共催で、令和6年7月13日(土)に、湯山峠の現地において完成式が行われました。
完成式典には、金子恭之衆議院議員をはじめ、木村敬熊本県知事、熊本県議会議員、国土交通省九州地方整備局、地元自治体関係者及び工事関係者など約50人が出席し、水上元気クラブ「櫻楽鼓」の和太鼓演奏を皮切りに式典が行われました。熊本県土木部による工事経過報告があり、テープカットとくす玉割で完成を祝いました。
湯山峠工区完成に伴い、今後は、クロスカントリーコース「水上スカイヴィレッジ」へのアクセス道路としての利用や、生活圏が当地域にある、宮崎県椎葉村民の救急医療や日常生活における利便性向上が見込まれます。
■国道388号の概要
総延長:225.8km
・うち熊本県区間18.5km
※詳しくは本紙でご確認ください。
■事業概要
◇〔事業名〕国道388号(湯山峠工区)道路改築事業
延長:L=2.4km(改良前L=2.8km) ※0.4km短縮
道路規格:
・一般部…第3種第4級 W=7.00m(2車線)、L=1.3km
・急峻地形部…第3種第5級 W=5.00m(1.5車線)、L=1.1km
事業期間:平成28年度(2016年度)~令和6年度(2024年度)
総事業費:約29億円
◇道路の構造規格(2車線区間)
・W=7.00m
◇道路の構造規格(1.5車線区間)
・W=5.00m
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