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〔議会だより第44号〕一般質問「村の現状!今後の見通しは!!(3)」

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熊本県水上村

■小川恵議員
Q.防げるはずの子宮頸がんから女性を守るためには
A.自らの健康への意識が高まる取り組みを続ける

▽問 毎年約1万人以上が罹患し、約3千人の女性が亡くなる子宮頸がんは、近年では20代から40代の若い世代にも増えている。一次予防としての子宮頸がんワクチン接種の勧奨について村の見解は。
答)保健福祉課長
副反応において、国内外からの報告や最新の知見により、安全性に懸念が認められないことから、国は積極的勧奨を再開している。しかし正確な情報が本人や保護者へ行き届いておらず、今後は住民全体に向けても、子宮頸がんやワクチン接種について分かりやすい周知を行い、ワクチン接種を勧めていきたい。

▽問 若い世代を含む、子宮頸がんの検診率を上げる取り組みは。
答)保健福祉課長
20代でも子宮頸がん発症の報告があることから、若い世代がもっと自分事と感じられるような情報の発信を行い、二次予防となる検診が早期発見・早期治療となる重要性をさらに伝えたい。

▽問 若い世代の受診率向上のために、人吉球磨管外でも無料もしくは償還払いで受診できないか。
答)保健福祉課長
公平公正という行政の旨からもきちんと考え、まず課題の整理を行いたい。

▽問 死因第1位である“がん”は世代、性別を問わず誰もがかかる可能性がある。文科省による学習指導要項にも、がんについて取り扱うとあるが、学園のがん教育の現状は。
答)教育課長
保健体育で不適切な生活習慣、運動不足、偏った食生活などがそれらの要因であることを知り、検診などで早期発見・早期治療で回復することを学んでいる。

▽問 男性へのワクチン接種は咽頭がん、肛門がんなどから男性本人を守ると同時に、パートナーへの感染を防ぐ2つの意義をもつ。男性へのワクチン接種補助の考えは。
答)保健福祉課長
国は審議継続中であるため、本村においてすぐに始めることは考えていない。今後は国の動向を注視し、医師会とも情報交換を行っていく。

▽問 がん対策推進基本計画の全体目標に「だれ1人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」とあるが、今後の本村の取り組みや考えは。
答)保健福祉課長
今後もしっかり予算を確保し、食生活・運動習慣の改善、健康意識の向上、ワクチン接種の勧奨など、行政・医療・各種団体と協力し、がん撲滅に取り組んでいきたい。

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