■ゴールデンウイークは久しぶりにキャンプ場もテントで埋まる
5月はゴールデンウイークで、立神峡もキャンプサイトの予約が好調で、久しぶりに大にぎわいでした。コロナ禍では密を避けるために空前のキャンプブームとなり、新設のキャンプ場ができたり、無料のキャンプサイトに人が集まったりしましたが、コロナが一段落すると、ブームにも陰りが見られました。立神峡も3月と4月はサイトの予約がほとんど無く、運営にも厳しさがありましたが、さすがにゴールデンウイークの期間中はキャンプサイトも色とりどりのテントで埋まり、かつてのにぎわいが戻ってきました。芝生の手入れも入念に仕上げ、快適な環境整備に費やした苦労が報われました。
■里地屋敷に外国人が宿泊し、日本建築の古民家の素晴らしさを堪能
近年、外国人の宿泊が増えていますが、今回は、県内外から屋敷の古民家に宿泊しました。英語を教えている外国人講師のグループで、毎年ログハウスなどに宿泊してくれていますが、今回は里地屋敷に宿泊。五右衛門風呂や火起こし、囲炉裏を囲んでの料理など盛りだくさんの体験をしてくれました。特に、伝統的な囲炉裏の自在鉤の仕組みなどを説明すると、昔の人の知恵に驚いていました。SNSでドンドン世界中に発信することを約束してくれたので、立神峡としても大助かりです。今後の展開に期待したいと思います。
■オランダ、フランス、アフガニスタン!国際色豊かな立神峡
ログハウスの周辺で作業をしていると、遊歩道から山を下りてきた人がいたので声を掛けたところ、2人はオランダから来たとのこと。管理棟の前では女性が写真を撮っていたのでこちらも声を掛けると、フランス出身とのこと。また、バ-ベキュ-したいと訪れてくれたのは、日本在住のアフガニスタン人家族約30人。これまでにもこのコーナ-では、立神峡を訪れたさまざまな外国人を紹介してきましたが、いよいよ本格的に外国人の波が押し寄せてきそうな予感があります。どのようにしてここを知ったのかを尋ねると、立神峡のホームページを見たとのこと。恐るべき、ネットの力。その広がりは計り知れません。これから夏に向かい、川遊びにも多くの人が訪れ、ますます国際色豊かな観光地へと発展していくことでしょう。インバウンド需要の影響が立神峡にも押し寄せようとしています。
問合せ:立神峡公園管理棟
【電話】0965-62-1543(火曜定休)
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