人権が尊重され、生きがいを感じられるあたたかい町
■男性は黒、女性は赤の時代ではない!!
先日テレビで、ランドセルのセールについて放送が行われていました。インタビューの中で店員さんは「今は男の子は黒、女の子は赤の時代ではありません。性別にとらわれない、ジェンダーレスのランドセルを販売しています」と話していました。
私はこの話を聞き「黒いランドセル」という話を思い出しました。小学校に一人の女の子が入学し、黒いランドセルを背負って、毎日通学を始めました。しかし、教室に入っては「男みたい」とからかわれ、学校の行き帰りには他の学年からも悪口を言われ、心を傷つけられました。女の子はとうとう転校することになりました。実は、彼女には3歳上のお兄ちゃんがいて、小学校に入学後、小児がんに冒され、3回目のランドセルを背負うことなくこの世を去ってしまいました。妹の彼女は「大好きなお兄ちゃんの黒いランドセルを背負って、一緒に学校に行く」と強く望み登校していたのでした。
人にはそれぞれ事情があるものです。相手の立場になって考えるなど、思いやりの気持ちを持って行動していくこと、男性は黒、女性は赤というような「偏ったものの見方や考え方」ではなく、自分自身でしっかり考え、判断していくことが大切なことではないでしょうか。
■毎月11日は人権を確かめあう日です
人権に関する動画を放映します。
皆さんの参加をお待ちしています。自由にご覧ください。
テーマ:「差別をなくし誰もが輝く人権のまちに」大里耕守さん
日時:7月11日(木) 13時30分
場所:氷川町文化センターロビー
問合せ:生涯学習課
【電話】0965-52-5860
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