文字サイズ
自治体の皆さまへ

つなぐゆのまえ-人権のひろば-子どもの人権その2「こどもまんなか社会」の実現を目指して

15/20

熊本県湯前町

■「こども基本法」スタート
ことし4月に「こども基本法」が施行されました。同法はすべてのこどもが幸せな生活を送ることができる社会を目指して、基本的な考え方をはっきりさせ、社会全体でこどもに関する取組=「こども施策」を進めるためにつくられました。こども施策とは、大人になるまでの心や体の成長のサポートや、子育てをする人たちのサポートなどを目的とした取組のことです。

■6つの大切なこと
こども基本法には、こども施策を進めるために大切にしている考え方(基本理念)が6つ定められています。
(1)大切にされ、基本的な人権が守られ、差別されないこと
(2)大事に育てられ、生活が守られ、愛され、保護される権利が守られ、平等に教育を受けられること
(3)自分に直接関係することに意見を言えたり、社会のさまざまな活動に参加できること
(4)意見が尊重され、こどもの今とこれからにとって最もよいことが優先して考えられること
(5)子育ては家庭を基本としながら、そのサポートが十分に行われ、家庭で育つことが難しいこどもも、家庭と同様の環境が確保されること
(6)家庭や子育てに夢を持ち、喜びを感じられる社会をつくること

■施策の具現化に向けて
本町でも、すでに基本理念に沿った取組が進められています。例えば、こども議会は「意見表明や社会参画活動の機会の保障」と言えるでしょう。一方で、基本理念に反する典型的な例が「こどものくせに」という言動です。今後は、これまでのこどもたちへの関わり方を振り返ることから始めましょう。基本理念に沿っているものは継続し、反していることは改善し、こども基本法の具現化を目指しましょう。

地域人権教育指導員 窪田龍記(たつき)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU