災害発生時などに地域で協力して高齢者に対応 上球磨地域介護事業所連絡会が協力協定を締結

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7月4日、上球磨地域介護事業所連絡会は地域の高齢者らの安心・安全を守るために連携をさらに強化しようと、災害時などでの協力協定を会員間で締結しました。
同連絡会は令和2年7月豪雨災害をきっかけとして、湯前町・多良木町・水上村・3町村内のすべての介護施設や事業所46カ所で、同3年度に発足。関係機関の連携強化や地域包括ケア体制の推進などに向けた取組の充実を目的に活動しています。
今回の協定は、大規模災害や感染症などの流行が発生したときに、地域の関係機関が連携協力して高齢者に対応できる体制を構築するとともに、災害発生時に不足する備品の貸し出しや資材・備蓄品の提供、職員派遣や利用者の受け入れ、避難所対応、情報共有など、会員間でスムーズに協力できるよう締結。
公立多良木病院企業団の髙森啓史企業長は「大規模災害やさまざまな感染症などに備えるため、地域で協力し連携して対応していくことができる体制をつくることが重要な課題。本協定の締結は、課題の解決につながる第一歩になるのではないかと考えている」とあいさつ。署名者を代表してあいさつした中嶽弘継水上村長は「災害発生時、それぞれの事業所だけで対応するのは大変で、広域的な連携が必要。今回の協定締結を機に、有事のときには有機的な活動ができれば」と話しました。