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■健康寿命を延ばす「+10(プラステン)」9月は健康増進普及月間です
健康寿命という言葉を聞いたことがあるでしょうか?健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言い、平均寿命とは異なります。

▽平均寿命と健康寿命の推移

■+10分の運動で大きな効果
健康寿命と平均寿命の差は男女ともに約10年前後となっていて、健康上の問題で何かしら制限のある生活を送ることを意味しています。健康寿命を延ばすためには、個人の取組が重要になります。

まずは体を動かす時間を10分増やしてみてください(+10(プラステン))。今までより10分多く体を動かすことで、次のような効果が出ることが国の調査で示されています。
(1)死亡のリスク…2.8パーセント減
(2)生活習慣病発症…3.6パーセント減
(3)がん発症…3.2パーセント減
(4)認知症発症…8.8パーセント減

「料理をする」「散歩をする」「絵を描く」「趣味を楽しむ」「意識的に自然に触れる」「人との交流をもつ」など、脳を積極的に活動させることは認知症予防にもつながります。
健康寿命を延ばすには、体と脳をしっかり活性化させることが重要。健康で自分らしく生活することができるように、一人一人が健康寿命を延ばす取組を心がけていきましょう。

看護師　渕田ルミ(参考…SMART・LIFE・PROJECT)