文字サイズ
自治体の皆さまへ

Topics まちのできごと(1)

4/22

熊本県湯前町

■未来のマンガ家を目指して 湯前小中学校でマンガ授業を開催
9月2日、湯前中の全校生徒と湯前小学校4年生児童を対象に「マンガ授業」を開催。崇城大学芸術学部デザイン学科の木下裕士(ひろし)准教授と同大学の道﨑紗子(たえこ)(博士2年)さん、卒業生の木村仁美さんがマンガの描き方などを指導しました。
マンガ授業は「漫画のまちづくり」を進める本町独自の授業で、平成24年から続けています。
中学生はデジタル制作のポイントや風刺マンガの表現方法を学び、風刺マンガ大賞応募作品のアイデアを描きました。
小学4年生はマンガの歴史とマンガの今を学んだ後、Gペンを使ってマンガ作画体験をしました。最初は線や丸を描いてみましたが、慣れないペンに一苦労。少しでも上達するようにと、講師の3人が優しくアドバイスしました。

■将来の就業の足がかりに 湯前中学校3年生職場体験
9月12・13日、町内各地で職場体験があり、湯前中の3年生30人が参加。職場体験は職場での見学や体験を通して、進路選択や生き方、社会的自立のきっかけにするために行っているもので、今回は農家や飲食店など、15カ所が生徒を受け入れました。
湯前小学校では竹下心(こころ)さん(上里1)が教員の仕事を体験。2年生の算数の授業で計算の方法を教えたり丸付けをしました。竹下さんは「学年ごとに子どもたちの良さがあってよかった。子どもと接するのが楽しかった。将来子どもに関わる仕事をしたい」と話しました。
上球磨消防署では、久保田蓮さん(瀬戸口)、苗床昌幸さん(野中田2)、那須優斗さん(上村)が放水訓練やロープワークなどを体験。久保田さんは「現場の緊張感を味わうことができた」、苗床さんは「今までにない貴重な体験ができた」、那須さんは「自分も人助けになるようなことをしたい」と話しました。

▽ご協力ありがとうございました
一覧については本紙をご参照ください
(1)農業(2)球磨プレカット(3)グリーンテック(4)クマレイ(5)湯前小学校(6)湯前保育園(7)慈光こども園(8)湯楽里(9)味工房さがら(10)庄籠製菓舗(11)湯前自動車整備工場(12)椎葉自動車整備工場(13)高齢者生活福祉センター湯愛(14)上球磨消防署

■地域の伝統文化を体験 和楽器鑑賞会・演奏体験(伝統芸能継承活動)
9月5日、湯前中学校で和楽器鑑賞会が開かれ、全生徒99人が参加しました。
同校が進める伝統芸能継承活動の取組の一つとして行われ、篠笛奏者として活躍している村山二朗さん(神奈川県出身)と津軽三味線奏者の藤田淳哉さん(神奈川県出身)が演奏しました。後半の一部では奏者2人と2・3年生が一緒に「浅鹿野棒踊り」を披露。会場が一体となって盛り上がりました。鑑賞会後、那須あかりさん(13・田上)は「伝統ある和楽器の演奏を聴いてとても感動した」と話しました。
9月6日には中学1年生38人が和楽器演奏を体験しました。前日の鑑賞会で演奏した村山二朗さんと藤田淳哉さんに講師を依頼。前半は篠笛と三味線の2つに分かれて「浅鹿野棒踊り」の「道あけ」を練習し、後半は一緒に演奏をしました。
篠笛を体験した桑原ゆういさん(下村)は「息の吹き方などが難しく、うまく音を出せなかった」、三味線を体験した椎葉流心(りゅうしん)さん(野中田3)は「指の使い方・動かし方が難しかった」と話し、体験を終えて澁谷優羽(ゆうは)さん(野中田3)は「篠笛と三味線の良さを知ることができた。いろいろな楽器を演奏してみたいと思った」と話しました。

■伝統文化継承活動の功績が認められる 古典の日文化基金未来賞受賞
9月3日、湯前中学校が京都コンサートホールで開かれた「古典の日文化基金賞授賞式」に出席しました。同賞は日本の古典文化の研究・普及・啓発活動に大きく貢献した人々を顕彰することを通じ、古典の日の推進に寄与することを目的に創設。同校が20年前から取り組んでいる伝統芸能継承活動が評価され、次世代の日本文化を担う若者たちの古典文化活動を励まし顕彰する「古典の日文化基金未来賞」を受賞しました。
授賞式に参加した生徒会長の吉田楽々(らら)さん(14・野中田1)は「いろいろな人のおかげで未来賞を受賞できたので、これから頑張っていこうという決意がしっかりもてた」、生徒会役員の中武獅温(しおん)さん(15・野中田3)は「みんなで頑張っていることが表彰されてうれしかった。これからは後輩たちに憧れてもらえるように頑張りたい」と話しました。

▽伝統芸能継承活動について
地域の伝統芸能継承活動として「球磨神楽」「東方(ひがしかた)組太鼓踊り」「浅鹿野棒踊り」を行っています。学習時間や夜間練習、夏休みを使って練習し、文化祭や里宮神社の秋季大祭で披露しています。中学生は活動を通じて学びを共有し、少子高齢化社会の中で、主体的に地域の伝統や文化を継承している大切さを学んでいます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU