■クラブ仲間で交流 いきいき運動クラブ大交流会
10月25日、湯前町農村環境改善センターで「第5回いきいき運動クラブ大交流会」を開きました。現在、同クラブは町内に22団体あり、大交流会には91人が参加。DVDでクラブ紹介が流れた後、事例発表では三三クラブ(野中田3)の鎌田利明さん、上中クラブ(上猪・中猪)の永山治実さんが写真を見せながらクラブの取組を紹介しました。
「いきいきチェック大賞」では、半年前と比較して握力や片脚立などが改善された5人を表彰。9項目部門では測定した人の95パーセント、5メートル歩行を除いた7項目部門では測定した全員が改善しています。
最後は公立多良木病院企業団の理学療法士、濱田剛さんのアドバイス付きでいきいき百歳体操を実施。ゆっくんも一緒に体操をして、会場を盛り上げました。
■農地を未来へ残すために「地域計画」策定に向けた話し合い
11月11~28日にかけて、地域農業を守るための話し合いを町内各地で開きました。まちでは、農地を次世代に引き継ぐための「地域計画」と「目標地図」の作成に取り組んでいます。ことし2月、農地所有者にアンケートをとり、将来の意向を確認。7月には各地区で現状や課題などを話し合いました。今回は7月に出た意見を反映して、まちが作成した「地域計画」案と、10年後に誰が耕作しているかを示した「目標地図」の素案について意見交換。机に色分けされた目標地図が広げられると、参加者は耕作する農地と規模縮小する農地を比較しながら、10年後を見据えた農地の在り方について話し合いました。
話し合いに参加した荒川修一さん(55・上里1)は「現状が把握できたのがよかった。将来どこの農地を誰が使うのか、ほかの農家の田んぼの使用状況など、将来が見える話し合いになった」と話しました。
■植林でまちの森林を育てる JR九州森商事が森林保全活動に参加
11月16日に町内の協定対象林で、JR九州商事の森ゆのまえ森林保全活動をしました。令和元年に締結した「JR九州商事の森ゆのまえ協定」の2期目第3回目の森林保全活動。JR九州グループの社員や家族など79人が参加しました。
JR九州商事(株)代表取締役の山下信二さんは「今回で6回目を迎える。毎年多くの人に参加してもらっている。高いところでの植林なので、足元に気をつけて、安全第一で取り組んでほしい」とあいさつしました。
当日は雨模様でしたが、参加者は傾斜のある道を登り、0.56ヘクタールの伐採跡地にオビスギの苗木を植林しました。苗を植えるときは鍬(くわ)を使って穴を堀り、ていねいに苗木を植えて、苗木が倒れないように固定。用意した1400本の苗木をあっという間に植えました。
作業後、参加者は温泉で体を癒(いや)したり、SUP(サップ)を体験するなど、1日を楽しみました。
■次世代へ思いを引き継ぐ 熊本県畜産共進会で2席に輝く
11月16日、熊本県家畜市場(大津町)で「第43回熊本県畜産共進会」が開かれ、本町からは肉用種牛7部に出品。栗秋和弘さん(68・上里3)の肉牛「みかん号」が名誉賞2席に輝きました。
同共進会は県家畜の改良促進や畜産経営の安定、自給飼料の増産を推進することを目的に開催。肉用種牛・種馬・飼料作物の3部門で出品され、月齢に応じて体格や品位などを基準に審査されます。栗秋さんは「今回が最後の参加になる思いで準備してきた。日ごろからの手入れはもちろん、宮崎から牛の毛刈りをしてもらうなど、各地から応援をもらった。精いっぱいの努力をしての成績。首席を狙っていたが、上には上がいる。今後も共進会は続くので、若い人たちに引き継いで、グランドチャンピオンを目指してほしい」と話しました。
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