■1One/貴重な体験 下町橋補修工事見学会
まちは湯前中学校の2年生生徒を対象とした下町橋補修工事見学会を、1月19日に同工事現場(下城)で開きました。
下町橋は創建から100年以上経過する中、経年劣化だけでなく、熊本地震や令和2年7月豪雨などの影響もあり、壁石が抜け落ちるなどの損傷が進んでいました。貴重な文化財の保護のため、補修工事を計画。昨年9月から工事を進めています。
見学会では資料をもとに、まちの歴史や工事の内容などを説明。当日は壁石の修復作業が進められていて、生徒らは近くまで行き、作業の様子を見学しました。見学を終え、右田汐音(しおん)さん(浅鹿野)は「一生に一度の貴重な体験ができて良かった」と話しました。
■2Two/野球を好きに 大谷グローブ初使用で笑顔
大谷グローブが1月19日に湯前小学校に届き、1月23日に代表児童の6年生3人がキャッチボールを体験。体験した豊永碧音(あいね)さん(上村)は「生まれて初めて触ったグローブが大谷グローブでうれしい」、松本花さん(田上)は「(グローブ寄贈や義援金寄附などしている大谷選手は)とても優しい人だなと思うし、日本の誇りだと思う」、井上愛萊(らら)さん(中里2)は「届いたグローブを見て、きれいでかっこいいと思った。たくさん使いたいと思う」と話しました。
届いたグローブは大谷選手の『野球を楽しんでもらいたい』という思いに合わせ、時間と順番を決めて全児童が使えるようにしています。
■3Three/まちの未来の発展へ 湯前町振興計画策定審議会答申
1月29日、役場洋会議室で長谷和人町長からの諮問(しもん)に対する答申を行い、委員8人が出席。中武義秋会長(74・上里3)が長谷町長に答申書を手渡しました。
同審議会は昨年6月から「第6次湯前町総合計画基本計画(後期)」の策定と「第2期湯前町総合戦略」「第6次湯前町総合計画」「湯前町過疎地域持続的発展計画」の検証について、審議を重ねてきました。今回の答申書には(1)災害・感染症への対応(2)農林業の振興(3)商工業・観光の振興(4)教育(5)人口減少対策(6)まちづくりの6つを中心とした意見を記載。答申書を受け取った長谷町長は「未来の湯前町のための考書として、答申書をしっかり読みながら計画を進めていきたい」と話しました。
■4Four/親子で記念作業 湯前小学校卒業記念植樹
2月6日、湯前小学校の6年生児童と保護者らが卒業記念植樹に参加。小学校卒業という節目を前に、形に残る思い出をつくりました。
ことし植えたのは、サクラの苗木30本とモミジの苗木7本。会場となった、ゆのまえグリーンパレス芝生広場の一角は石が多く埋まっていて、穴を掘るのも一苦労でした。穴を掘り終えたら苗木と肥料を中に入れ、土をかぶせてしっかり踏みつけ。苗木が倒れないことを確認して作業は終了しました。作業後は親子そろって仲良く写真撮影。作業を終えて、村上秀海(しゅうま)さん(下村)は「親と協力して作業ができて良かった」と話しました。
■5Five/町の発展に貢献 谷口德太氏に高齢者叙勲
2月9日、役場町長室で高齢者叙勲(じょくん)伝達式を開き、長谷和人町長が谷口德太(とくた)さん(88・上村)に勲章と勲記を手渡しました。同章は地方自治の発展に貢献したとして、88歳になった功労者に内閣総理大臣から贈られるもの。谷口さんは町議会議員を17年5ヵ月務め、町議会副議長や人吉球磨広域行政組合議会議長などを歴任しました。
受章した谷口さんは「名誉ある賞をいただけて本当に感激している。健康で、したいことをしながら生活できているということが、私の私に対するご褒美(ほうび)。地域の皆さんにもかわいがってもらい、幸せに育っているなと感じている」と感想を話しました。
■6Six/世界に1つの作品 湯前小学校卒業記念制作
2月15日、湯前小学校で陶芸教室が開かれ、同校の6年生児童が卒業記念制作としてオリジナルマグカップを作りました。同教室には湯前町老人クラブ連合会陶芸部会の会員6人が講師として参加。それぞれ見回りながら、一人一人の制作を手助けしました。
個性あふれるマグカップを作りあげた児童ら。制作を終えて、椎葉堅塁(かたる)さん(上里1)は「初めて陶芸を体験して、難しいところもあったけれど、完成させることができてよかった」と話しました。
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