文字サイズ
自治体の皆さまへ

人の力と機械の力で消火・救助活動を効率的に デジタル技術を試験的に利用して訓練

1/21

熊本県湯前町

湯前町消防団林野火災対応訓練
人の力と機械の力で消火・救助活動を効率的に デジタル技術を試験的に利用して訓練

■林野火災発生に備えて
2月18日、湯前町消防団(土屋登志久団長)が、ゆのまえグリーンパレス周辺で林野火災対応訓練に取り組みました。
毎年3月1日に始まる全国山火事予防運動を前に、消防団の林野火災への対応能力を向上させることを目的として計画。消防団員110人のほか、上球磨消防署や熊本県防災消防航空隊、ドローン製造メーカーなども参加しました。
湯楽里東側の森林で火災が発生しているが、火元までの経路は不明という想定で訓練が開始され、現地指揮本部はゆのまえグリーンパレス芝生広場に設置。火元と火元までの経路の特定には空撮用ドローンを利用しました。消防団員は芝生広場付近の水路から約900メートル先の火元まで、ポンプとホースを連結して放水。背負い式の消火用資機材「ジェットシューター」を使った放水もしました。ジェットシューターが不足しているとの無線が本部に入ったときには、物資運搬用ドローンを投入して火元まで運搬。消火活動を補助しました。
防災消防ヘリコプター「ひばり」到着後は、ひばりのタンクへの給水方法の説明を受け、消防団員が連結したホースで給水。ヘリコプターでの空中消火訓練へと移りました。ほかにも、消火活動中の消防団員が負傷したとの想定で、ひばりに負傷者をつり上げる救助訓練もしました。
今回の訓練では、映像伝送やビデオ会議ができるシステムを現地指揮本部に設置。ドローンやハンディカメラなどからリアルタイムで映像が届く仕組みとなっていて、火元までの経路や消火活動の状況を確認するのに利用しました。
訓練を終え、土屋団長は「ドローンなどの新たな技術を取り入れた訓練ができ、団員には貴重な経験になったと思う」と話しました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU