新たな命と輝きを吹き込む

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■驚きの作品が多数
令和3年に群馬県から移住してきた黒澤泉さん(60・瀬戸口)と、黒澤さんの長女、井上彩さん(39・阿蘇市)が5月15日～19日の5日間、asobiart(アソビアート)街蔵(人吉市)で展示会を開催。「Beyond(ビヨンド)裂き織り×写真～黒澤いづみ×井上彩二人展」と題した展示会で、黒澤さんは着物やTシャツなどの古着・ビニール傘・新聞紙・気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)などを利用して独自の技法で制作したドレスや打掛(うちかけ)などを展示。井上さんは球磨人吉で撮影した写真を布や和紙、アクリルなどにプリントした作品を展示しました。ほかにも、黒澤さんの裂き織り教室で学ぶ生徒の作品も飾られました。
2人は『当たり前にあるものや風景、いらなくなったものなどをすばらしい作品に仕上げ、新たな光を放たせる』ことをテーマに作品を制作。作品を実際に観た人は目を丸くして見入っていました。
展示会を開催した黒澤さんは「私たちを受け入れてくれた湯前町の皆さんをはじめ、球磨人吉の皆さんがつないでくれた縁で開催することができた。感謝の気持ちでいっぱい」、井上さんは「球磨人吉の写真で展示会を開きたいと以前から考えていたので、夢を叶えられて良かった。作品を観てもらったとき『本当にあそこの風景?』など驚いた人が多くいて、地元の魅力を再発見してもらえたようで良かった」と笑顔を見せました。