「JTの森ゆのまえ」として、平成21年からともに森づくりを進める本町と日本たばこ産業株式会社(JT)は6月13日、熊本県庁知事応接室で、取組を3年間延長する協定を結びました。
本町は熊本県が平成20年に策定した「企業・法人等との協働の森づくり指針」を活用して県内で初めて協定を結び、1期5年で活動。第1期に117ヘクタール、第2期には207ヘクタールの町有林を整備しました。第3期では212ヘクタールの町有林を対象に整備を計画していましたが、豪雨や台風の被害で予定どおり進めることができず、協定期間が終了しました。
今回の協定では第3期で作業できなかった町有林を含めて80・91ヘクタールを整備。令和8年度までの3年間で「豪雨災害からの復旧復興・持続可能な森づくり」をテーマに、主に間伐などの作業を行います。
協定締結式は県庁知事応接室で開かれ、同社の古賀正英(まさひで)熊本支社長、長谷和人町長、木村敬知事の3人が協定書に署名。古賀支社長は「『産業と環境の調和する多様な生き物と共生できる豊かな森』を目指して、皆さんと力を合わせて森づくりを進めていきたい」、長谷町長は「企業の中でいち早く森づくりに関心を持ち、本町とともに健全な森づくりに取り組んでいるJTの皆さんと、引き続き活動できることをうれしく思う」、木村知事は「森林によるCO2対策は球磨人吉の特色ある取組だと思っている。県民の環境問題や森林保全に対する気運を高めるために、これからも皆さんと一緒に取組を進めていきたい」とあいさつしました。
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