下町橋が景観賞に選出 第36回くまもと景観賞受賞

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令和6年度第36回くまもと景観賞の中で、下町橋(下染田)が地域景観賞を受賞。くまもと景観賞の表彰は昭和63年に始まったもので、中でも地域景観賞は、地域の景観形成に功績があると認められるものに贈られます。
下町橋は明治39年(1906)に本町の地元住民によって架けられた石造アーチ橋で、昭和55年(1980)10月28日には町指定有形文化財に指定。道路として使っていましたが、経年劣化や令和2年7月豪雨などの影響で使用するには危険な状態となり、補修工事に着手しました。文化財的価値観が損なわれないよう、壁石一つ一つにナンバリングして一度解体してから修復。ガードレールに取り換えられていた高欄を、古写真をもとにして復元するなど、単なる再建ではなく当時の景観を再現させたことが評価されました。
2月13日には熊本県庁で表彰式が開かれ、中村富人教育長が表彰状を受け取りました。今回の表彰を受け、長谷和人町長は「町指定有形文化財として118年ぶりによみがえった下町橋が表彰されてうれしく思う。下町橋はまちの地域資源・財産であることを誇らしく思う。引き続き景観を守りながら地域の個性を生かし、本町をさらにアピールしていきたい」と話しました。