■ミシマサイコの作業効率化が評価 熊本県農業コンクール大会
1月28日、ホテル熊本テルサで熊本県農業コンクール大会の表彰式が開かれ、久保田直樹さん(40・瀬戸口)が新人王部門の優良賞を受賞しました。
同大会は自らの農業経営や技術の改善に積極的に取り組む、県内の優秀な農業経営者や集団を表彰し、農業や農村の振興に寄与する目的で開催。「新人王部門」の賞は就農後8年以内で、自らの目標をもとに経営や生産技術の改善に取り組み、次世代を担う者として地域の振興発展に寄与している農業者に贈られます。
久保田さんはほかの仕事を経験した後に就農。葉タバコ主体で始め、3年目に薬用植物『ミシマサイコ』を地域内でいち早く導入しました。収穫作業の機械化に取り組み、作業を効率化。現在はくま薬草生産組合湯前支部長を務め、研修会などを開催して地域の生産者のレベルアップを図っています。
久保田さんは「先代が築きあげてきたものを続けてきたこと、地域の人が残していこうとした結果が受賞につながった。天候と気温に左右されることが多かったけれど、農地を守っていけるように精進したい」と話しました。
■15年続けている活動が認められる 熊本県緑化功労者表彰
1月28日、ホテル熊本テルサで「熊本県農林水産業功労者・熊本県緑化功労者表彰式」が開かれ、日本たばこ産業株式会社熊本支社(JT)が「熊本県緑化功労者表彰」を受賞。同社の古賀正英支社長が木村敬熊本県知事から表彰状を受け取りました。
同表彰は15年以上森林ボランティア活動をしている団体のうち、県土の緑化に奨励し、ほかの模範となる団体に贈られるもの。本町とは「熊本県企業・法人等との協働の森づくり『JTの森ゆのまえ』」森林保全協定を締結し、平成21年(2009年)から本町の森林整備事業を支援しています。ほかに年1~2回、JTグループ社員や家族が参加して、植栽や下刈りなどの森林保全活動を延べ28回開催。地域活動に貢献してきました。
古賀支社長は「私たちの生活や事業を支えてくれる自然の恵みに感謝。今後も災害復興に向けた持続可能な森づくり活動を続けていきたい」と話しました。
■教育現場の声を 村山大輔さんを教育委員に任命
2月4日、町長室で教育委員の辞令交付があり、長谷和人町長が村山大輔さん(41・上村)に辞令書を手渡しました。村山さんの教育委員会委員任命は初めてで、任期は令和11年2月1日まで。
村山さんは「教育現場の声をしっかりくみ取って、生かしていきたい」と意気込みを話しました。
■記念に残る植林 湯前小学校6年生卒業記念植林
2月17日、卒業記念植林で湯前小学校6年生児童25人がオビスギの苗木を450本植えました。当日は風が冷たい中、児童らは傾斜のある道を登り、くわを使って穴を掘り、ていねいに苗木を植えて、苗木が倒れないように固定。児童たちの成長とともに、苗木も立派なスギに成長していきます。
■50年の活動が認められる 熊本県健康づくり県民会議表彰
2月17日、野中田2区公民分館で「熊本県健康づくり県民会議表彰」伝達式を開き、長谷和人町長が野中田2区の亀山哲馬区長に表彰状を渡しました。
同表彰は地域や職域で自主的に健康づくり活動を取り組む団体などを対象に贈られるもの。野中田2区は「イベントやスポーツを通したコミュニティの強化と健康づくり」と題し、地区住民の顔の見える関係づくりのため、昭和55年から毎日続けているラジオ体操や百歳体操、体力測定、スポーツ愛好会の立ち上げなどに取り組んできました。
表彰を受けて、亀山区長は「50年の活動が認められてうれしい。地区の人口が減って参加者が少なくなっているけれど、参加者を一人でも増やしていきたい。若い人や男性にも参加をすすめる声かけをしていきたい」と話しました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>